▽狐の子は頬白(男主/FEif→mha) |
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※「狐に嫁入り」の続編。息子が主人公。 個性“白狐”の男の子。星界で育ったキヌの兄。9月3日生まれ。真っ白い髪に白狐のと尻尾を持つ、前髪に父親譲りの茶メッシュが入っている。 固有スキルは“危機察知”、敵からの攻撃でも常に先制攻撃を行うが自身は追撃不可。軍の中で一番手先が器用。素質は槍術士と呪い師。キサラギ(タクカムの子供)と支援A+同士。 装備スキル:獣特攻、偶像の幻、偶然のまどろみ、四牙、先手必勝 ヒーローになって母親を支えるのが夢。コスチュームはFEifの世界での戦闘服と同じ。 母親の血統が濃い故に自力では狐の姿になれず、獣石を使って妖狐または九尾の妖狐となり戦う。 また、食の好みも母親同様肉系を好む。油揚げも一応好き。 妹とは違い冷静沈着で思慮深く、用心深い。一方で心を許した人には結構な頻度でデレるようになり、持ち前の面倒見の良さも発揮する。 危険の少ない星界て育ったにも関わらず警戒心が強く危機管理能力も高い。本能的にも狩りは大好きだがキヌ同様父の教え通り必要な数以外の殺生はしないよう心掛けている。 両親から溺愛されているのを鬱陶しがっているが本心では嬉しく思っており、家族に対する愛情は人一倍強い。妹のこととなると形振り構わないシスコン。 獣石:白狐の姿に変われ、能力も上がる。 守獣石:九尾の白狐に変われ、能力もそこそこ上がる。 超獣石:九尾の白狐に変われ、能力もぐーんと上がるが使用後一時的に能力が下がる。名前にとっては奥の手なので滅多に使わない。 ▼名前の家族 大河:名前の母。雄英出身で現在は“ティーガール”という名前で活躍するプロヒーロー。高校卒業後すぐにFEifの世界にトリップし、ニシキと出逢い、いつしか恋に落ちて支援Sという名の結婚、子供を二人授かる。元の世界に帰ってから友人と事務所を立ち上げプロヒーローとして活動している。軍の中で一番動体視力が良い。家族みんな愛してる。 異世界に行っていたことは親しい友人と信頼の置ける一部のヒーローと警察機関にしか話していない。 ニシキ:名前の父で、大河の夫。FEifの世界にトリップしてきた大河に一目惚れし、あらゆる手を尽くして支援Sまでこぎつけた。闘いが終わった後は大河の世界で彼女と共に生きることを決め、現在は不器用ながらに専業主夫を頑張っている。美意識が高く毛並みの美しさには自信有りな、恩返しすることが好きな妖狐。軍の中で一番姿勢が良い。家族みんな愛してる。 名字がないので婿養子として籍を入れた。 キヌ:名前の妹。父親の血が濃い妖狐。名前と違い人懐っこく、危機感がほぼ無い。共学中学校に通っており、将来は雄英に通ってヒーローになりたいと考えているが学力が追いついていない。前髪に母親譲りの白メッシュが入っている。軍の中で一番恐怖心が薄い。家族大好き。 嫁枠:if時代にベロアかソレイユと支援Sになりそのまま一緒に連れてきてる。どっちもすきだから決められない。 ▼オリキャラ 有路真香(あろま‐かおり) ティーガールヒーロー事務所の総務。雄英経営科出身。大河の幼馴染みであり、大河に絶対的信頼を置く。 可愛らしい見た目で結構強か。現在絶賛婚活中。オールマイトのような筋骨隆々なナイスガイが好み。 個性は癒やし効果のある香り成分を掌から分泌する“アロマテラピー”。マッサージが上手。 ・名字家の呼び方 大河→大河、ティーガール ニシキ→狐の旦那、ニシキ君 名前→名前君 キヌ→キヌちゃん 手慣れた手付きで双籠手を身に着け、上から半袖の着物を着て七歩丈の袴を履き、袖無し狩衣を上から羽織り帯で固定して最後に一本下駄を履けば準備完了。 耐火布や金属繊維等々を使って多少強化されているが見た目はあちらの異界で使っていたオレの一張羅そのものだ。 オレを育ててくれた婆ちゃんが繕ってくれたもので、あまり良い思い出のないオレの育った星界での数少ない良い思い出の一つだ。 「マザコン野郎が!」 「マザコンじゃねーよ! 第一、家族を大切に思って何が悪い!!」 「じゃあ名字はマザーじゃなくファミリーコンプレックス?」 「冷静に分析すんな!」 「んじゃこのファミコン野郎!」 「それだと意味が変わってくるだろ!?」 ・ヒーローオタク 「緑谷さ、ティーガールってヒーロー知ってる?」 「ティーガール? 勿論知ってるよ! ティーガールといえば雄英出身で数年前にデビューした女性ヒーローだよね! 白虎の“個性”は異形型の中でも特に強くて敵捕獲率は八割を超えてて近々トップヒーロー入りするって噂もあるくらいだよ。それに強いだけじゃなく凛として格好いいしティーガールのさっぱりとした性格と相まって人気もすっごく高いんだよね。結婚もしてて子供もいるんだけど旦那さんと子供の情報はメディアに一切公開してないんだっけ……あ、でもSNSとかで家族旅行に行ったとか晩御飯の写真とか載せてるの見ると家族を大切にしている良いお母さんって感じがして好感が持てるよ! ティーガールのフォロワーに女性が多いのも納得できるね!」 「人妻、ケモ耳……!」 「峰田やめろ」 「ティーガールの子供ってどんな“個性”なんだろう。旦那さんの“個性”が分かればある程度仮説が立てられるんだけど、ティーガールの“個性”をそのまま受け継いでたとしてもきっと強いんだろうなぁ……」 「ああ、それオレ」 「へ……?」 「だからティーガールの子供、オレだよ」 「ええっ!? でもティーガールって確かまだ二十代前半じゃ……?」 「まぁ細かいことは気にするな」 ・ヒーロー基礎学 「悪いな。オレとお前じゃあ経験値が違いすぎた」 生きるか死ぬかの戦争を生き残ったオレと、比較的平和な世界で生きてきたこいつら。歴然だ。 ・if時代に人を殺していたのを知らないと思っていた母親が知っていた話 「環境が環境だったからね。仕方ない、って一言で済ませるのは釈然としないけど、それでもやっぱり自分の子が死ぬくらいなら相手が死ぬ方を選ぶよ」 「……」 「人間なんてそんなもんだよ」 軍にいた時は積極的に見回りをこなしては間者を殺していた。人の気配に敏感なオレこそ適役だった。 まさか母さんに知られていたとは。上手く隠してたつもりだったんだが。 ・USJ 「八百万! お前の“個性”で槍か薙刀作れるか」 「ええ勿論!」 名前の指示通り八百万は“個性”で槍をを創ると彼に投げるように渡す。 背後を見ていないにも関わらず名前は投げ渡されたそれをしっかりと掴み、流れるように眼前まで迫っていた敵の腹に柄を押し込んでいた。 「うぐっ」 「得物使わねーと死なせちまうんだよ」 まだ入学して一月も経っていない名前にとって自分の力が強大であることは重々承知してた故に素手での闘いは相手の命を落としかねない。 手加減をしようものならば自分が死ぬ。そういう世界で生きていたのだ。 いくら敵とはいえ殺してはいけないのがこの世界、引いては現代日本における理である。 槍の刃と柄を器用に使い分け絶妙な加減で次々に敵を伸していく姿はまさに槍聖が如く。 ・体育祭 プロヒーローがスカウト目的で観覧しに来るといっても、オレは母さんの事務所に入るの決まってるからオレを指名するのは大抵がそれを知らない人たちだ。 ・体育祭後 「あれ、ティーガール事務所の指名ないんだね」 「ああ。“どうせ卒業したら母さんの事務所に入るんだからそれまでは他の事務所で学びなさい”って」 「なるほど。確かに色んな事務所で学んだ方が見聞を広げられるしその分……」 また緑谷のブツブツが始まった。 母さんの事務所は新設四年目だしサイドキックはそう多くないが全員が母さんと香さんが選んだ精鋭だ。 オレのことだって知っている。 ▼支援会話(ベロア) ・支援C 「待ってください名前!」 「ん?……ベロアか。どうした?」 「尻尾に宝物がいっぱい……!」 「ん? ああ、訓練の時に付いたのか」 「このいい具合に欠けた葉っぱなんて素敵です……これ全部私に下さい」 「あぁ、いいよ」 「オレは父さんと違って毛並みとかあんまり気にしないからな……そのせいで父さんにはよく注意されるけど」 衛生上の問題で風呂や食事の前にブラシで軽く漉く程度でこれと言った手入れはしておらず、しばしば父親に注意されている。 「ハッ! ということは名前の尻尾をブラッシングすれば名前の毛玉が手に入るのでは……!」 「……もう好きにしてくれ」 「宝物にしますね!」 ・支援B 「名前は妖狐なんですよね」 「妖狐だけど母さんの血の方が濃いせいか父さんやキヌみたいに獣石を使わずに狐の姿になるのは無理なんだよ」 「でも名前のママは虎だからママの血が濃いなら名前は妖狐じゃなくて妖虎になるはずでは……?」 「どっちも“ようこ”だからややこしいな」 ・支援A 「名前、訓練お疲れ様です。では早速お宝回収しますね」 「ちょっと待て」 「?」 「汗臭いだろ。せめて汗ふき終ってからの方が……」 「いえ、気になりません。名前の汗の匂い嫌いじゃないですよ」 「……」 ・支援S 「……名前、起きてください」 「んん……オレ寝てたのか」 「それはもうぐっすりと気持ち良さそうに。そんなに訓練で疲れてたんですか?」 「……まぁそれもあるだろうけど、ベロアに触られるのが気持ち良くてつい」 「それにしても警戒心の強い名前が人前で無防備に寝るなんて珍しいですね」 「……一緒にいるのがお前だからだろうな」 「? 名前は私が一緒だと安心できるのですか?」 「ああ。このままずっと……それこそ一生、ベロアが側にいてくれたらって思えるくらいだ」 「そ、それって……!」 「ベロア、オレと結婚してほしい」 「!! ほ、本当ですか……?」 「本当だよ。ベロアが好きなんだ」 「……嬉しいです。私も名前が好きです」 ▼支援会話(ソレイユ) ・支援C その日の夜中、軍の殆どの人間が寝ている時間帯。名前がいつものようにキャッスルの見回りをしていた時だった。 獣の中でも特に警戒心の強い名前は、同じ獣ですら感じ取れない些細な気配すら感じ取ることが出来る。 誰かの気配を感じとり、尻尾を揺らしながらその何者かがいるであろう建物の影に近付いていく。 そこにいたのは一心不乱に体を動かしているソレイユであった。 「……」 「ここでこうっ……って名前!?」 「踊りの練習してたのか。悪い、間者かと思って」 「あー、いや、こんな所で練習してたあたしも悪いし……」 「にしても下手だったな……」 確かに名前の言う通り彼女の踊りは踊りというより暴れているようで、体にくっついた虫を払っているようにも見えた。 「だから隠れて練習してたんだって! あたしは父さんみたいに踊りが上手くないんだよぉー!」 「……お前、戦場で戦ってる時のリズムは良いのに踊りになると途端にリズムが崩れるよな」 「えっ! それ本当!?」 「ああ。だからそっちのリズムで踊ればもう少し見れるもんになるんじゃないか?」 「名前練習に付き合って!」 「……面倒くさい」 「そう言わずにお願いだよー! 仲間でしょ!」 「……はぁ。じゃあ明日もまたこの時間にここで」 「やったー! 明日からよろしくね!」 ・支援B 「名前って警戒心強くて誰にも心開いてない感じじゃん? あ、大河さんたちには別としてね。もっと愛想良くすれば友達もいっぱい出来るんじゃない?」 「……幼い頃、白狐を神聖視したイカれた連中に生贄や呪いの材料にされかけたり、外から来た賊共に毛皮目的で命狙われたりしたから人間に対する不信感がどうも拭えなくてな」 「あ……そうだったんだ。無神経なこと言っちゃった、ごめん」 「いや、これはオレ個人の問題だからソレイユは気にするな。謝る必要もない」 ▼支援会話(キサラギ) ・支援C 「仕留める獲物は一匹だけ。どいつを仕留めるのかの判断力も試されるって訳だが、どうだ?」 「いいねそれ! 面白そう!」 |
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