×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

▽狐に嫁入り(ニシキ/MHA→FEif)
 個性“白虎”の雄英三年生がトリップ先で迷子になっていたところをカムイに拾われ何やかんやでニシキと支援Sになる話。



 初期兵種:なし / 固有スキル:正義のこころ:ターン開始時に隣接ユニットのHPが自分より低い時、そのターンの攻撃と必殺率が上がる。
 軍の中で一番:動体視力が良い / 誕生日:4月6日 / 称号:ヒーローの卵 / 素質:槍術士

 “個性”は虎の身体能力と耳と尻尾を持つ「白虎」。あと猫科の言葉が何となく分かる。頼れる姉御肌。座右の銘は「女は度胸」。
 雄英高校ヒーロー科3年。卒業を間近に敵の“個性”でFEifの世界にトリップしてしまう。
 卒業後は友人とヒーロー事務所を立ち上げる予定だった。ヒーローネームは「ティーガール」(ドイツ語で虎を意味するティーガーと英語のgirlを掛けた)。

 後にニシキと支援Sになると娘のキヌの他に、キヌの兄となるつむぎ(オリキャラ/息子/兵種:妖狐)を産む。


・散り際のセリフ
[カジュアル]
あたしはここで死ぬわけにはいかないの…
ごめん、撤退するね…

[クラシック]
ごめん…一緒にヒーロー事務所立ち上げる約束、
果たせそうにないや…
あたしも、オールマイトみたいに、立派な…
ヒーローに…なりた…か…た…




▼ネタメモ

・お互いの尻尾を噛みながらえっちする(バックでやって、まるで獣の交尾だ)
・ヒーロー繋がりでハロルドと仲良くなって支援Aまでいっちゃう
・異世界の話聞く度に仲良くなっていくタクミやレオンに嫉妬して焦るニシキ
・女の子とも仲良くなって、恋バナとかする
・軍に慣れてきたと思われたがやはり慣れているはずもなく自分の尻尾を噛む癖が出てしまう
・獣石を使って戦ったら攻撃力が増した

・虎の性欲尋常じゃない(約二日で100回以上の交尾)
・狐の発情期は冬〜初春

・もしもニシキ以外の人と支援Sになったていたら(タクミ、レオン、カムイ)
・もしも誰とも支援Sにならず元の世界で相澤と支援Sになっていたら

・雄英生だからめっちゃ頭いい




 こう見えても偏差値79の雄英高校の生徒だから頭はいいよ。


ミコト?「名前さん。貴女を巻き込んでしまいすみませんでした。これ(転移のあれ)を」


 イヌ科とネコ科が結ばれるなんてどんなお伽噺だ。しかも異世界人同士。




「恩返しなんて要らないって。嫁として当然のことをしただけだし!」

「ボクの気が済まないんだ。僕にして欲しいこと、何かない?」
「……」
「何でもいいよ。言ってごらん」
「っ……この戦争が終わったら私の世界に一緒に来て」

 呟いてから、自分の言ってしまったことに気づいて慌てて口を噤むが妖狐の耳にはしっかりと届いてしまっていたようだ。

「な、なんてね! 嘘うそ、冗談だよ。何でもないから、気にしないで」

「戦争が終わったらニシキは里の人たちを導かなきゃいけないもんね。……自分が部外者だと分っていながらこの世界にの人に恋した私がいけないの」

 ニシキもキヌもツムギもこの世界の住人であるのは分ってる。全部、全部私のエゴだ。

「名前。名前落ち着いて」

「ボクの話を聞いて」


「……正直に言うとね、ボクの一目惚れだったんだ」
「えっ……」

「どうしても欲しくなってしまって……卑怯とは分っていたけれど、たった一人で異界に来て心細い思いをしているその隙に浸け込んで、優しい言葉をかけて、ボクを好きになってもらったんだ」

「こんなボクを好きになってくれて、ボクと結婚してくれて、その上子供まで産んでくれて……本当に感謝しているんだ。一生かけても返せないくらい、名前には沢山のものを貰った」

「今度はボクが返す番だね」

「ボクも名前と同じ世界で生きていきたい」


「オレはキヌと違って母さんの血が濃いから、父さん達がここに残るとしても、オレは母さんに付いていくよ」
「つむぎ……」
「アタシは母さんと父さんと兄ちゃんが一緒ならどこだって平気だよ! 妖狐の里は行ってみたかったけど! 家族は一緒にいる方が楽しいし!」
「キヌ……うぅっ……!」




「経営科の友達とヒーロー事務所立ち上げる約束してるし、向こうの世界の時間の流れがいまいち分からないけど、きっと多分大丈夫!」

「この戦争が終わったらみんなで妖狐の里に行って、それから名前の世界に行こう」

「長を辞めることも伝えないといけないし……元の世界に戻るの、少し遅れちゃうけど大丈夫かい?」
「……本当にいいの?」
「良いも何も、ボクは名前を手放す気はないよ」

「……オレは元々母さんに付いていく予定だったから別に」
「アタシも母さんと一緒がいい! 母さんのいた異界に行くの楽しみー!」

「あたし世界一の果報者だぁ」


「……と、感動的な話で終わるのも良かったんだけどそうもいかないのが世の常なのよね」
「ん? まだ何か心配事でもあるのかい?」

「今の貴方たちがあたしのいた世界に来ても確実に生きていけない」

「? ボクの強さは名前が一番よく知ってるだろう?」
「戦闘力の強さだけじゃ生きていけない世界なんて五万とあるの」

「その世界にはその世界の秩序、常識ってものがあるの。それを覚えない限りあたしのいた世界には連れてけない」
「なっ……元々は母さんが一緒に来てほしいって言い出したんだろ!?」
「うん、言ったよ。でもそれとこれは別問題なの! 常にあたしが守ってあげられる訳じゃあないから、」

「今日から一ヶ月、あたしの住んでる世界の常識と教養をみっちり教え込むから! 特にニシキは、その恩返し癖治さないと連れてかないよ!」
「ええーっ!? ボクのアイデンティティなのに!?」




・支援会話

 Cで娘に道徳が足りてないことを知る

 Bでキヌに道徳を教える

「今は戦争の最中だから仕方ないけど、本来人が人を殺すなんてあっちゃいけないことなんだよ」
「はーい……」

 Aで夢主のいた世界に興味を示すキヌ




・無事に元の世界へ帰ってきた(親友ちゃんと)

「あんたが死ぬ訳ないとは信じていたけどまさか結婚して子供まで拵えているとは……」
「お先に失礼〜」
「絶対私の方が先に結婚すると思ってたのに〜!」
「あはは! やっぱあんた好きだわぁ」
「もう! 心配したんだかんね!」
「ごめんごめん」
「もう……名前、おかえり」
「うん、ただいま!」

 異世界へ行っている間に元の世界では一年が経過していた。
<< 戻る >>