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▽rkrnトリップ男主
 rkrnトリップオリジナル+原作アニメ沿い連載の予定で書いていたもの。私が書くrkrn長編の理想形。


 六年い組、生物委員長。
 何故か動物の言葉が分かるという特殊スキル持ち。狼や大鷹等、沢山の生き物を飼っている。
 訳あって地方の城に潜入しており不在だった。
 実は一度死んで転生した現代人。故に死生観がおかしく、この世界の人間すべてに対して遠慮している節がある。しかし面倒見は良いため本人の意志に反して下級生からは慕われている。

ウル丸:日本狼の雄。崖から落ちて怪我をしていたのを名前に助けられ懐いた。
鷹助:大鷹の雄。実家の神社で飼っていたのがそのまま忍鳥に。
カナ子:カナヘビの雌。

※シリアス度増し増し、竹谷と綾部と生物委員贔屓



▼プロット

・日常
「転生〜入学」
「一年、い組との出会いと見えない壁」
「は組とろ組の四人」
「二年、竹谷との出会い」
「文次郎は奴の態度が気に入らない」成績優秀ない組の中でもトップでありつづける彼の、やる気のないような態度が気に入らず宣戦布告する
「三年、成績優秀、綾部との出会い」
「仙蔵は奴が気になる」
「四年、孫兵とジュンコ」
「危険な課外実習」文次郎とペアを組むこととなり猪突猛進な彼を間一髪助け、和解するが文次郎を怒らせてしまう(安安と自分の命を引き換えにしようとしたため)。文次郎、お前はこんなところで死んでいい人間じゃない。
「五年、くのたまの告白を断る」
「自己犠牲の選択と委員長代理」三郎以外気付かない、わざと綾部の落とし穴に落ちてあげたら怒られる
「彼のいない六年目初春」

「天女編」

「現代編」

・rkrn本編沿い開始
 一匹の狼が密書を学園長に届けたとこらから物語は始まる。学園長が五年の終わりから特別課外活動をしていた六年い組の先輩が帰ってくるのだと朝会を開く。


・園田村(16期)
 主に他の六年と共に警戒に当たる。
 仙蔵から貰った焙烙火矢を大鷹の鷹助に運ばせ敵を爆撃。


・予算会議(17期)

 予算会議、別名予算争奪と呼ばれているそれは各委員会が予算をもぎ取るために様々な策を講じる。生物委員も同様、委員長が戻ってきたことにより例年より幾分か楽になるだろう。


「飼育している生物の大半は伊賀崎のペットだろう」
「孫兵のペットに関しては委員会の予算からは世話しない方針だ。それでも予算が足りない」
「これ以上は無理だ!」
「……虫獣遁の術で使用している毒虫たちの管理は我々生物委員がしている」
「だいたい、お前らがその毒虫を逃がすのが悪いんだろうが!」
「お前は阿呆か」
「なっ!」
「火薬や道具、予算が相手のお前らとは違ってこっちは生きているものを管理しているんだ。ただの生き物ならまだしも扱いが難しいものや毒性の強いものも多い……下級生の多い生物委員でその全てを完璧に管理するのは難しいんだ」
「ならば扱いやすいのを残して野生に帰せ」
「一度飼った生き物は最期まで責任を持って世話をするのが生物に対する礼儀だ」

 人間の都合で捕まえて好き勝手弄んで飽きたら捨てるだなんて、あまりにも自分本位で身勝手すぎる。

「それに餌代はケチりたくない」

 予算を餌代に回せばその分小屋の補修代が足りなくなる。予算を賄うために餌等を自分達で捕獲したり毒草園の収穫したものを売ったりしているがやれることにも限度がある。
 それでも餌代をケチる訳にはいかない。

「人間も動物も虫も、飢えは辛い」

 この戦乱の時代、死と隣合わせの世界で我々は生きている。
 この学園の生徒ならばいずれプロの忍者となって人を殺めることになるかもしれない。重ねた死体の数に比例して人としての心が死んでいく。いつか人を人と思わない修羅へとなる者も出るかも知れない。そんなものには成り下がってほしくない。命を軽んずる人間にはならないでほしい。ただその一心で生物委員長をやっている。

「……すまない。どの委員会も大変なのに我々を棚に上げるような言い方をしてしまった」
「いや……確かにお前の言い分は一理ある。少しだけ上乗せしてやるからそれで我慢しろ」
「! そうか。会計委員長、ありがとう」



・生物委員会の恥(19期)


▼天女
 ある日女の子が空から落ちてくる。
 逆ハー狙いのぶりっ子少女は五年生の勘違いにより天女として学園に居座る。
 夢主は天女の格好を見てすぐに同じくらいの時代から来た異世界人であると見破り、彼女の逆ハー補正にも引っ掛からず過ごす。


・突然の文化祭(19期)

・大運動会(20期)


・転機
 紆余曲折あって天女に自分の素性を少しだけ話してしまい、妙な連帯感を持たれてしまう。
 本当は家に帰りたいのだと天女が吐露した数日後、この物語は終わりを告げる。
 天女が元いた世界へ帰り、夢主も意識を失ってしまったのだった。

▼現代
 意識が浮上した時には見慣れていたいつもの光景で、元いた世界の元の時代に戻ってきたのだと気づいた。
 元通りの生活を満喫していた折、忍たまたちも転生していたことに気づき、彼らとの接触を避け続ける。
 これは本当に現実なのだろうな。
 もしかしたら今までの夢は前世の記憶だったのでは? でもそうだとしたら妙なリアリティが恐ろしい。
 忍たまサイドには記憶持ちと記憶なしがいる、彼らは夢主が転生しているのだと気づき何とか接触しようと試みるも悉く失敗。最後の砦の竹谷と綾部出動!
 何とか他人のフリや記憶なしの振りを続けていたがとうとうバレてしまい、今までのことを全て吐露するも忍たまたちは夢主の全てを受け入れ、この時初めての涙を見せる夢主。




・自己犠牲の選択と委員長代理

「名字先輩……」
「三郎か……全く、その優秀さをもう少し八左ヱ門に分けてやってほしいよ」
「あいつは素直すぎるんですよ」



「就職が早まったと思えばいいさ」

「ミナミシビレタケ城といったら遥か南方にある戦好きで有名な城じゃあないですか……!」

 戦好きと名高いドクタケをも凌ぐ程のかなり危険な部類の城であると、普通ならば噂が届くことのないくらい遠方にある城なのだが、その噂が忍術学園にまで届いてしまうくらい非常に危険な城なのだ。
 そんな場所に潜入するだなんて危険を通り過ぎて無謀に近い。一度敵方とバレてしまえばどんな拷問に掛けられるか分かったもんじゃない。
 もしもの時のため他の生徒が彼の行方を尋ねられた際は自主的に退学して田舎に帰ったとでも伝えてください。

「……家業を継がなくてはならんらしくてな、急なことではあるが退学を認めた」



「八左衛門と綾部が何か言ってきたらお前の方から俺の代わりに謝っておてくれないか?」
「……随分とあの二人を気にかけるんですね」
「ああ……そうだな……あいつら俺の作った“壁”を何だかんだで飛び越えて来やがったからな」

 正直あの二人が羨ましくて仕方がなかった。




「冬の寒さ厳しい合戦場において、また忍務中においていつでも火の通った温かい食事が食べられるとは限らない。むしろ温かい食事がとれる方が稀だ。ならば寒さに強い体を作っておかねばならん」

「文次郎の意見も一理あるが無理に慣れる必要なんてないさ。温かい物が食べられるうちは温かい物を食べればいい」

 温かい物が当たり前であればある程そういう状況になった場合に、生き残ってまた温かい物を食べるために頑張ろうという気になれる。
 こればっかりは人によるからな、自分に合った方を実践すればいい。




・座学は学年トップがだ実技は上の中。
「座学は智識だけど実技は得意不得意があるから」


「ウル丸と一緒にいたんですね」
「ああ。こいつとの別れも近いからな。それまでに思い出を作っておきたかったのさ」
「別れ?」
「忍狼とはいえあいつは元々野生の狼だからな。いつか子孫を残さなければいけない時が来るんだ。その時がウル丸との別れだ」

「もしかしたらこの先の未来で絶滅してしまうのかもしれないと。そういう可能性は零じゃあないからな」
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