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▽ヒューザの幼馴染(ウェディ主/DQX)
※夢主≠DQX主人公

 レーンの村のフィーヤ孤児院でヒューザたちと共に育ったウェディの女の子。プレイヤーがウェディ以外の種族を選んだ場合の例のウェディの女の子。

 何となくだが両親に捨てられた訳ではないと感じており、いつか両親を探しだすことを目標にしている。
 村を出てからしばらくはジュレットの町で裁縫職人として資金集めをしつつ僧侶の修行に励む。装備は自作した退魔セット(帽子オフ)を着用している。



プクオ:DQX主人公のプクリポ男。別にお笑い芸人になるつもりはない。非リア充。女の子好きだが彼氏持ちには手を出さない主義(セクハラしないとは言っていない)。夢主とは何かと縁があるらしくPTを組むこともしばしば。巨乳好きのオガ子好き。ランプ錬金職人。「……リア充爆発しろ」




「ヒューザは強いって分かってるけどそれでも……だからこそ結構心配になるんだよね。いつでもヒューザが無茶して怪我してもいいように、私は僧侶になるって決めたの」
「あはは。昔からヒューザって律儀だよね」
「……律儀で悪かったな」
「ううん。私はヒューザのそういうとこ好きだよ」
「……」
「あ、ヒューザ照れてる! かわい〜」
「頼むからちょっと黙ってくれ」




「どうした。シェルナーになるんだろ?」
「うーん、そうなんだけどさ。やっぱり“なる”のと“なりたい”のじゃ違うなって思って」
「?」
「シェルナーになったら一人前と認めてもらえて村の外に出ることを許されるけど、村を出る為にシェルナーになるのは違うと思うの」

 数日後に結婚を控えたアーシクは共にこの村で育ち武術の心得のある名前かヒューザのどちらかにそのシェルナーをやってほしいと言った。
 シェルナーは結婚を控えた男女の仲を取り持ったり花嫁の送り迎えをするとても大事な役で、花婿となる男性の友人から選ぶのが昔からのしきたりである。

 シェルナーを務めた結果一人前として認められるのと、一人前として認められたいが為にシェルナーを務めるのでは、その本質が大きく異なる。
 結婚というのはその人の人生を大きく変える重要なイベントの一つ。特に恋を求め愛を歌うウェディにとっては神聖であり何よりも尊ばれるもの。後者であっては自分を信頼して頼んできてくれたアーシクにもキールにも失礼だ。




「……親なんて探して何になるんだよ」
「ヒューザは両親に会いたくない?」
「見たいとも思わないな。探すだけ無駄だ」

「そっか……でも私はお父さんとお母さんに会ってみたいな」
「何でだよ……お前を船に乗せて海に捨てたような奴らだぞ」
「……要らなくて捨てたのならそれでもいいの。でも何か事情があって捨てざるを得なくなったのなら、その事情を知りたいなって思って……」

「前者だったら潔くその場を去るし、後者だったら……その時はお父さんとお母さんにヒューザを紹介したいなって……」
「……」
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