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▽人類最強の妹(sngk)
※夢漫画サイトからのサルベージ

 デフォルト名:エッダ(Edda)

 21歳 身長174cm 体重63kg。地下街出身、リヴァイの妹分。義兄の影響で綺麗好き。
 藍に近い黒髪の長髪だったが女型の巨人との戦いで髪を掴まれたので躊躇なく自ら髪を切って逃れる。以降はセミロング。


 生活苦の末に両親に売り飛ばされどこぞの貴族に買われたが、隙を見て逃げ出し王都の地下街に辿り着いたところで力尽きる。
 死にかけていたのを当時ゴロツキだったリヴァイに拾われ、新たな名(ナマエ)を貰う。
 それ以来ゴロツキとして、リヴァイの妹として育つ。彼とは兄妹同然の関係であり、互いに信頼し家族としての愛情を抱いている。
 調査兵団へ入団することが決まったリヴァイに連れられ、自身も調査兵団へ。正式な団員ではなく雑用係として所属。(リヴァイは、彼女も共に調査兵団へ所属させることを入団条件の一つとして提示する程のシスコンである。)

 本人は正式に調査兵団入団を希望しているのだが、過保護(というよりシスコン)なリヴァイの許可が下りず、訓練兵団に行くことが叶わなかった。
 しかし数年かけた説得の末、ようやくリヴァイの許可が下りた為104期の訓練兵団に入団する。
 技術や素質に関してはリヴァイの折り紙付き。根性や体力も人並み以上にある。

 性格は明るく、誰にも分け隔てないが、その内は非常に慎重で簡単には他人を信用しない。そのくせ他人を死なせたくない、ツンデレ的性格。
 良い年した大人だけど経歴が経歴だけにマナーや教養はやや残念。普段は丁寧な口調を使うが、気が高ぶったり感情的になると元ゴロツキらしい少々乱暴な口調となる。
 恋愛経験皆無のため恋愛面においては非常に奥手で露骨に照れるという乙女な一面も。


 明るくて仲間思いかつ慎重な性格だが、用心深く恋愛下手な元ゴロツキの美人。


・彼女が他人を信用しないのは最愛だった両親に売り飛ばされたことが根本的な原因である。
・関われば関わるほど死別時の悲しみが増すという理由もある。
・故に自分から友達を作ろうとはせず、一応話しかけられたらお話くらいはする。
・彼女がいつも明るいのは、いつ死んでもおかしくない調査兵団員に少しでも安心して貰いたいがためである。




 地下街で立体機動装置を使っていた時よりガスを使ったことがないため、少ないガスでの立体機動が可能。


「私は君たちより大人だから、体の造りも、筋肉の付き具合も違う。基本的な身体能力が上なの。それに……」
「それに?」
「何より覚悟が違う」



「敵は巨人だけじゃない」


「覚悟……?」
「いつ、誰が、どんな気を起こすか分からない。仲間だった奴が何を切欠に裏切るかもしれない……そんな時に躊躇なく相手を殺せるか。その覚悟」

 調査兵団は市民からの風当たりも強く憲兵団との折り合いも悪い。敵は巨人だけではないということを忘れてはならない。
 我々人類は巨人という最大の敵がいるから団結しているにすぎない。戦場、命の危機に晒された時に人間がどんな行動をとるかなんぞ本人でも分からぬこと。
 裏切らないにしても、錯乱し他の兵士を危険に晒すような真似をされても困る。そんな時にそいつを見捨てる覚悟があるかどうか。

「人類の為に自分以外の誰かを犠牲に出来る?」


「私、君たちのこと信用してないもの」


 当然私はミカサを抜いて主席の成績で卒業となる。しかし、もとより調査兵団に配属している私を特例とし、私を抜いた上位十名を発表した。
 王は優秀な人材を手元に置きたがっているため調査兵団に配属が決まっている私の分、優秀な人材が憲兵団に入らなくなるのを防ぐ処置だ。



「憲兵団の奴らが内地でのうのうと暮らしている間も調査兵団の団員は命を懸けて巨人の生態を研究し、駆逐し続けている」

「調査兵団の人たちを馬鹿にすることは私が許さない。」

「実態も知らないくせにあまり語ってくれるな、不愉快だ」

「はあ……調査兵団が今まで何の情報も掴めていないなんて本気で思っているのならお笑いね」

「いい? アンタが座学で学んだ巨人についてのあれこれは全部調査兵団が文字通り命懸けで集めた情報なの」




・→OP

 兄と慕った人の為に死ねるのならば本望。


 私は、返せただろうか。あの人に貰ったたくさんの物を、一つでも、返せただろうか……両手では足りないくらい、たくさん、貰った。


「これが、海……?」
「多分貴女の世界の海と同じ物だと思うけど」

 生まれて初めて触れた“海”は冷たく、

「しょっぱい……アルミンが言っていた通りだ。海は冷たくて、しょっぱくて、どこまでも果てがない」



「私は、返せただろうか。あの人に貰ったたくさんの物を、一つでも、返せただろうか……両手では足りないくらい、たくさん、貰った。」



「それ、私の立体起動装置……」
「いやなに、地味なんでオレ様がいっちょ派手に改造してやろうと思ってな」
「っ、やめろ!」

「これは、私の唯一の私物で、が私である証なんだ」
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