うー、学校行きたくないよー。
昨日、栄口にあんな事言っちゃったしなー…。もういいや!!今日は学校休む!!
『…お母さん、頭痛いから今日学校休んでもいい?』
「頭痛なんか直ぐ治るわよ。サッサとご飯食べちゃって。かたずかないから」
母強し。
アタシは、休め事を諦めた。
アタシが、朝食を食べ制服(アタシは、私服が面倒くさいので制服モドキで登校しています)
に着替えて用意万端になった時、
−ピンポーン
「実乃莉ー」
しーちゃんが来てしまった…。どうしよー、もう学校行かなければならない時間だなんて…。嫌だー!行きたくないよー!!(泣
「実乃莉、しーちゃんが来たわよー」
『…はーい』
***
『おはよう…』
「おはよう、実乃莉!あんた顔死んでるよー」
しーちゃん、何ニヤニヤ笑ってんだよ。顔死んでるなんて事前から知っとるわい!!(泣
『しーちゃん、朝から元気だね』
「あったりまえじゃん!実乃莉が昨日スゴイこと言ったから。今日が楽しみで仕方なかったよ(笑」
『しーちゃん、酷い…』
「冗談だよ。冗談。まぁ、今日はいろいろ助けるよ。まかしときな!!」
…しーちゃん。いや、姉貴!!
***
学校に着き、しーちゃんに教室に栄口がいるか見てもらう。
「大丈夫だよ実乃莉。まだ栄口くんは来てないよ」
アタシはひとまず安心し、胸をなで下ろす。
教室に入ると、アタシ達より先にきていた人達にジロジロ見られた。
まぁ、昨日あんな事件?を起こした張本人なんだから仕方ないけど…。
アタシは自分の席につき………寝た。
「…は…ぅ」
『ぅん?』
「おは…ぅ」
『しー…ちゃ…ん?ま…だ、HLの時、間には…早い、よ?』
アタシは重たい瞼をゆっくりと開けて声の主を見た。
「やっと起きた。おはよう」
『………』
「あれっ、起きてるよねー?」
『………起きてます』
"栄口 勇人"が目の前にいる。なぜ?どういう事?ワケ分かんない。
昨日アタシ栄口に思ってる事全部言った。ほぼ悪口。
なのに何普通に話しかけてきてんの?
「おはよう(ニコリ」
『お、おはよう…』
アタシには、もう"栄口 勇人"がわかりません!!
――――――――
私には、これからどうなるかわかりません!!(泣