ほんと乙女の勘凄いよ…。馬鹿にしてゴメンね、しーちゃん。


話は戻って、栄口が田上さんに呼ばれて、クラス中はざわつき始めた。
そりゃあ、ざわめくよね。なんたって、あの田上さんが、告ろうとしてんだから。男子達ドンマイ、心から同情するよ。あんな奴に田上さんがとられるんだから…。
しかも、呼ばれた本人は、「えっ、オレ?」みたいな顔をして口元緩んでるしさ。うざ。

まぁ、そんな栄口は、田上さんの下に行って、田上さんと一緒にどっかに行った。


「まさか、相手が栄口くんだとわね。実乃莉どーすんのよ?」


『いや、どーするも何も…』


栄口が誰と付き合おうと、アタシには全然関係無いんだけど。


『まぁ、あんな可愛い子に告られて断る男子はいないでしょ』


「まぁねー。…実乃莉がそれでも良いんだったら、別に私は良いけどさ」


『アタシ関係なくね?』


「……。もういいや、この話は終わり!!プリン買いたいからホール行こ!」


『うん、良いよ。その代わり、プリン奢ってね〜』


そんな事を言いながら、私達はホールに向かった。

いやー、まさかプリンを買ってから、教室に戻る途中にあの現場を目撃してしまうとは、思ってもみなかったよ。








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