キーンコーンカーンコーン


水「やっと終わった〜」


花「水谷お前ずっと寝てたじゃねーか。そんな事だと、赤点とっちまうぞ…」


阿「別にクソレは赤点取ってクラブ来なくても良いけどな」


水「花井〜!!阿部が酷いこと言うよ〜!!」


花「はいはい。てかさっさと飯食わね?」


水「ねぇ、軽く流さないで〜!」


阿「そうだな。じゃあ、真田でも起こすか」


水「更に無視!?」


花「おぅ。じゃあ水谷、真田起こしてきてくれるか」


水「…グスッ…わかった。咲、起きて〜お昼だよ……」


水・花・阿「!!」


水「咲が授業終わった後も机に向かってる!?」


阿「いや、それよりも、真田が授業中ずっと起きてたのか!?」


花「お前ら、真田に失礼だろ…」


阿「でも、本当の事だろ?」


花「…まぁな」


水「咲、まだノート写してんのー?」


『………』


水「無視された!!」


阿「珍しいな真田が、クソレの事無視すんのって。いつもは、クソレの事からかってんのに」


花「そうだな」



水・花・阿「………」


『できた!!』


花・阿「?」


水「何が出来たのー?」


『あっ、水谷。水谷の似顔絵書いた』



水「えっ、本当!?見して見して!」


『はい』


水「……」


花・阿「ぷっ、あはははは!!」


阿「はははっ、やべー滅茶苦茶似てる…ぷっ」


花「あ、阿部そんなに笑ってやるなよ…あはははは」


『似てるでしょ?』


水「全然似てなーーい!!」


『ありゃ?もう、昼じゃん。ご飯食べようよ』


花「そうするか」


阿「じゃあ、3人で食うか」


水「ちょっとー、無視しないでったらーー!!」


花「てか、マジ似てたぞあの似顔絵」


『でしょ?』


阿「米粒にグローブ持たせて、額にクソレって…くっ、あははは」


『あっ、水谷に拗ねてる。…ごめんね変な絵描いて……』


水「ぐすんっ、え?咲?」『本当にごめん』



クソレ米くん(笑)



その後数ヶ月間、水谷はそのあだ名が定着する事を知らない。


end





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