※シリアス

















もし神様がいるんだったら、神様はなんて不公平なんだろうって思う。
今日だって、あの人はあの子を見ている。
友達と話しているときだって、ご飯食べてるときだって。視線の先にはあの子がいる。あの子は可愛いし良い子。みんなに好かれている。
それに比べて私は、空気のような存在。私が挨拶したってみんな挨拶を返してくれない。前まではこんなんじゃなかった。みんな普通に話しかけてくれたし、挨拶も返してくれた。
いつからだったろう、みんなに無視されるようになったのは。たしか、高校に入学して5ヶ月ぐらい経ったぐらいかな?

ある日私は学校を遅刻した。急いで教室に向かうと、いつも騒がしいクラスが妙に静かだった気がする。静かというか、暗いって感じ。その日からこうなった気がする。
あの人もその日が堺に全然挨拶をしてくれない。私がしゃべりに行っても無視。授業中彼を見ていて目があったと思っても、"そこには何もない"というような目で見てくる。

どうしてこうなってしまったんだろう?私が何をしたと言うの?もう神様なんて信じない。



***







「…水谷、まだ見てんのかよ…」

「…あ、花井。うん、まあ。まだ信じられないんだ…


















咲が死んだなんて」






永遠に片思い







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