「お疲れ様です。」
「マサキさん、お茶が入りましたよ」
返事は無いが、お茶が冷めるといけないので部屋の中へと進む、
「マサキさ…」
視界に入ったのは起動したままのPCと、彼の後頭部…
それから私に「起こしちゃ駄目」という視線を送るイーブイ。
「わかってるよ、起きたら教えて…」
頭を撫でると、目を伏せて了承の合図。
部屋を出る前にもう一度彼の顔を覗く…
気持ち良さそうに寝ている彼、また遅くまで仕事をしていたのだろう。
起こさぬよう、
小さな声で…
「お疲れ様です。」
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