友達以上な関係



『作兵衛、また左門と三之助が迷子になったって本当?』


そう尋ねてくるのは名前。俺の幼馴染みのくのたま。


作「あぁ、またどこかに行ったんだよ!!」

『作兵衛も大変だね。』


と言って名前はくすくすと笑う。


作「名前はからかいに来たのか?」


作兵衛はむっとした表情になり名前に聞く。


『ち、違うよ!探すお手伝いに来たの!今日は暇だし、する事がなかったから…』


と両手の人差し指を前でくっつけ頬を赤くしもじもじする名前。


作「本当か!それは助かる。じゃあ俺あっち探すから名前はこっちな。」

『うん!』












探して数分後…


作「やっと見つけたよ…左門!三之助!」


二人は縄に縛られていた。反省している様には見えなかった。


左「作兵衛!どこに行ってたんだ!心配したぞ!」

三「いつも俺たちから離れてさ、探してるのに。」

作「それはこっちのセリフだぁ!」


『作兵衛、落ち着いて…』

作「落ち着いていられるかぁ!」



そのあと作兵衛の数分のお説教タイム。












作「次から気を付けろよな!」

「「はーい」」


三「にしても…」

「『ん?』」

三「作兵衛と名前ってお似合いだよね。」

「『えっ…』」


三之助の爆弾発言に言葉を失う二人。


左「確かに作兵衛がお父さんで名前がお母さん。俺らが子供みたいな!」


さらに追い打ちをかけるように左門が言う。


三・左「付き合わないの?」

二人が声を揃えて言った途端


『そ、そういえば私、山本シナ先生のお手伝いがあるんだった!じゃあね!』


名前はくのたま長屋に走って行った。


左・三「作兵衛が振られた…」


作「振られてねぇ!!」





そう言って作兵衛は名前を追いかけた。





作「名前っ!待って!」

『作兵衛?』


作兵衛が追いかけて来た。


作「さっきはごめんな…」

『作兵衛が謝る事じゃないよ。』




しばらくの沈黙




そして


作「あのな名前。俺、名前に伝えたい事があるんだ。」

『な、なあに?』

作「俺、名前が好きなんだ!付き合ってくれないか?」


頬を真っ赤にしながら言う作兵衛。


『…うん。私も作兵衛が好き///』


名前も頬を赤く染めて言う。



こうして二人は付き合うことに。












後日談


左・三「俺らって恋のキューピットだよな!」

孫「作兵衛の恋を実らせたんでしょ?」

三「でも作兵衛が違うって言うんだ〜」

藤「いいじゃん。二人はラブラブなんだし。」

数「だよね〜」



作兵衛以外の三年生の会話でした。





あとがき

木蘭色様!遅くなりすみません(T-T)
いかがでしょうか?駄文で本当にごめんなさい。作兵衛夢を書いてみました。リクエストがあれば伊助ちゃんとかも書いてみます。
今回はありがとうございました。これからもよろしくお願いします。




[ 1/2 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]


←main

←top


「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -