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(復刻イベントネタです)(百合っぽいです)



「じゃあ、お仕事に行って来るから、おとなしくしててね」
「ノブノブー!」
「しーっ!」
「ノブぁ……」
「見つかったら殺されちゃうかもしれないし、静かにしてなきゃだめだよ」
「ノブー! ……んーっ!」
「いってらっしゃいのチューしてくれるの?」
「のぶぅ〜!」
「んーっ」
「のぶぅーっ」
「(ちびノブとこんなことして大丈夫なんだろうか……)」
「のっぶぅ〜!」
「……なんか、一週間前よりちょっと大きくなってない?」
「ノブ?」
「あっ遅刻しちゃう……いってきます!」
「ノブノブー!」

「ノブ……」

「ノブゥ……」

「ノブ……、のぶのぶ……」


「ただいまー」
「のぉぶぅー!!」
「うわ!!? ねえやっぱりなんだか大きくなってない?」
「のぶぅ?」
「(うぐ……可愛い……)」
「のぶぅ〜! ノッブ! ノッブ! ……んーっ」
「おかえりのチューなの?」
「ノブノブー!」
「(でもなんかチューするたびに大きくなってるような……)」
「……のぶぅ? ノブぁ……、ノブぅ……」
「あーっ、ごめんね、んーっ」
「のぶぁ! ノブ、ノブー! んーっ」
「ん……(やっぱりでかくなってる……)
「のっぶぅ〜! のぶぅ、ノブー!」
「……ちびノブ、でかノブになっちゃったりしない?」
「ノブ?」
「あんまり大きいと、部屋に隠しきれなくなっちゃうよ……」
「ノブ……、ノブゥ……」
「あっ……、ごめんね、なんだか育ててた動物が思ったより成長して飼えなくなっちゃったから捨てる無責任な飼い主みたい……」
「ノブ……のぶぅーっ!!」
「えっ!? 何!?」
「ノブ! ノブ! ノブーッ!!」
「なに!? 反旗を翻したの!? わー!! なにするの! やだ、ちびノブ……! ん? 大きめのノブ……! そんなとこ触っちゃ……!」
「ええい、なんじゃなんじゃ! ノブノブと小うるさいと思ったら、なまえの部屋にまだあの時の残党が居……」
「あっ、本物の信長さん! 助けて! こっそりちびノブをかくまっていてごめんなさい! たすけてー!」
「のぶ……のぶ……」
「ひーっ」
「………………わしじゃ。わしがおる」
「……のぶぅ?」
「え?」
「なんじゃそのわしはーッ!!」


「例の事件の際、あまりにも可愛いかったのと思いの外懐いてしまったので、今までちびノブを匿っていたと」
「はい……」
「ちびノブであろうがわしはわし。可愛いと言われて悪い気はしないのう! して。その背中の、どう見てもノブナガなヤツは?」
「ちびノブ……でした……」
「ノブノブー!」
「なぁ〜にがノブノブー! じゃ!! 親に向かってなんじゃその煽りEXは」
「あっ……もしかして、あんまり大きくなったら困るって言ったから……?」
「ノブ! のぶぅ? ノブ、ノブー!」
「あがががが揺れないで揺れないで」
「なにぃ〜……一丁前になまえから魔力をくすねて存命しておったのか……通りで消えんし探知にもひっかからん筈じゃ……となると、切り捨てる以外に道は無さそうに思えるのじゃが、どうか? 元ちびノブ! わしを倒し、本当のノッブに成り上がるつもりはあるか!?」
「のっ!? ノブ!!」
「ここで闘うの!? ちょっ、待っ」
「其処から降りろ! 地に足をつけ! わしの屍を越えてゆけええい!」
「ノブノブー!」
「ぎゃーーッ!!」


「宝具レベル5のわしに勝てる筈なかろう。なぁ〜にが元ちびノブじゃ。やーいバーカバーカ」
「ノ……ノブ……」
「まあ良いわ。マスターには、わしから話を通しておこう。このままマナプリにされてしまうのも悲しい結末じゃしな……ん? こっちの話じゃ」
「じゃあ、ちびノブを倒したりしないんですね! よかった……」
「いざという時の影武者にもなるしのう」
「ノブ!?」
「でも、ちびノブの時と同じ鳴き声? なんですね。この姿だし、ノブノブって言葉以外も喋れたりするのかなと思っていました」
「まあ普通に喋れるんじゃけどな」
「!!?」
「ノブー!」
「今の、信長さんが喋ったんですか!?」
「…………秘密じゃ!」
「そんな!」
「ノブ、ノブー!」

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