龍の鬚を蟻が狙う


放心しているところを、立たされ、壁に手をつかされる。

「あああっ…!うァっん」

尻たぶを開かれ、加賀見の性器が入ってくる。
たくさん慣らされたからか、痛みはなく、快感ばかりが襲ってくる。

性的な涙がじわじわ目に溜まる。

「お前の身体、どんどんいやらしくなってくな?」

耳元で言われ、反論の言葉も思い付かず、涙目のまま睨み付けると、俺の中のものが質量が増した。

「あっ、ひ…お前…!」
「今のは暁が煽るから悪いんだろ」
「煽ってなっ…!あっ、はっ!あっ、あっ!」

出口ギリギリまで引き抜かれると、ズンと最奥まで突かれる。
奥、気持ちいい。

結合部からヌチュヌチュ耳を塞ぎたくなる音がする。

「ああっ、ひっ、う゛あ…音っ、やあっ…」

俺の声と結合部からの音が風呂に響く。
反響して恥ずかしくて泣きたい。
場所を変えて欲しくて振り向き、頼み込むように加賀見を見ると

「あー、ばか、煽んなって」
「はっ?…んっ、あはっ、あっあっ…!」

加賀見は触れるだけのキスをすると、腰を打ち付けながら、俺の性器を扱き始めた。
前立腺を擦られ、亀頭を摘まれ、尿道を擦られると、頭がチカチカする。

「あっ、あっ、へんっ、なるぅっ…」

前立腺をカリで引っかけられると、加賀見の手に射精した。

「ああっふ!…とまっ、ん、なっ…」
「暁…」

加賀見は俺がイってる間も打ち付けてきて、やっとイった。

中に熱いのが広がる感覚がする。
またかよ。

「お前…っまた…」

やっと呼吸が整い、離れようとすると、ギュッと抱き締められた。

「なに…」
「孕めばいいのにな」

絶句。

「おまっ!なんつーこと言ってんだ!」
「言っとくけど、暁以外に中出ししたことねーよ」
「あたりめーだ!ばか!」

こいつ俺にだけ中出しを…
なんという嫌がらせ。

「お前、女とヤるとき、妊娠望まないなら避妊しろよ!ゴムつけろ!」

なぜ俺が性教育を…

「つけるに決まってんだろ。病気貰ったら困るしな」

言っていることがまともだ。
なんなんだこいつ。
女抱きすぎておかしくなったのか?
孕めばいいのにって何だよ。


「お前…彼女とかいないの?」

こんだけ整ってていないのも、おかしいが。

「いねぇな。いらねぇしな。性欲処理以外で必要としないし、女なら勝手に寄ってくる」
「へー」

自慢とかではなく、日常会話のように言ってくる加賀見。
じゃあ、なぜ俺を犯すんだ。
やっぱり女抱きすぎて、おかしくなったのか。
いや、妊娠気にせずできるからか。

俺も彼女ほしい。
そろそろ、まともな飯が食いたい。
加賀見、早く俺に飽きてくれ。



その後、頭洗って風呂出て、煙草吸おうとしたら無くて、加賀見とコンビニに行った。

歩くと腰が痛くて泣きたくなった。
こいつのせいだと思って、ずっと睨んでたら、煙草とハーゲンダッツ奢ってくれた。
こんなんじゃ許さねーけどな。

加賀見んちに帰って、ハーゲンダッツ食って、帰った。
今度はすんなり帰してくれた。



もう外は真っ暗だった。
明日は日曜。
やっと俺の休日。


車で家に着き、アパートの階段を上がると俺の部屋の前に人影が見えた。
金髪の男…?
誰だ?




―――――
もはらです!
とりあえずお風呂はノーマルってゆう!笑
尿道攻めしたかったんですが、突っ込むものがない!
だからといって、龍くんにわざわざリビングとかまでに取りに行かせたくない!
という、もはらのこだわりによってノーマルになりました。
あえて言うならバック!
でも龍くんは暁ちゃん限定でバックはあまり好きじゃありません。
「イキ顔みせろ」
的なやつです。
最後に出てきた金髪はもちろん、次で活躍してくれる…はずです!笑

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