龍の鬚を蟻が狙う


中の処理をしてやっていると、掻き出す指に感じたのか、暁の息は熱いものになっていた。

それを知られまいと声を押し殺す暁は酷く俺を煽る。
暁の様子は気づかないふりをして前立腺を掠めてやった。

「あっ、ふ…!」

暁の体はビクンと揺れ、振り向き、俺を見た。

「悪いな」

心にも思っていない言葉で謝り、にやりと笑うと、暁は潤んで、すがるような目で俺と視線を合わせる。
思わず押し倒しそうになったが、さすがにそれは咎めて湯船の中に入れてやった。


「お前さっきのわざとだろ」
「ちげぇよ。謝っただろーが」
「…ってお前も入んのかよ!」

俺も湯船に入ると、ザッパーンとお湯が溢れた。

「あー、もったいねー…」

暁は流れていくお湯を見ていた。
暁の腰を引き寄せ自分の脚の間に入れた。

「…なんなんだ、これは」
「狭いんだから、しょうがねーだろ」

暁は不服そうにブツブツ言っていたが、少しすると、黙っていた。

しばらく、そうしてると、暁の頭がフラフラ揺れ始めた。

「おい?」
「…ん?んー」

体が暖まり眠くなったのか。
コクリコクリと上下に動き、はっと気づいたように目が開かれる。

俺は黙ってそれを見ていた。

少し垂れた目に、それを縁取る睫毛。
ぽてっとした厚めの唇。
その唇もお湯のせいか濡れている。
キスしたくなる唇って、こいつみたいのを言うんじゃないかと思う。

そんなことを考えた自分に苦笑いして、暁にそっと口付けた。





―――――
もはらです!
改めまして、私龍くん目線苦手です!笑
龍くんの中身は私じゃ書ききれません!
とゆうか、内容の意味わかっていただけたでしょうか?
アキちゃんとの出会い〜途中から四話の続きになってます
自分でも書いててわけわからなくなりました
理解していただけてるか心配です。
そしてエロも入れるはずだったんですが、心境だけでこんなに難しいのにエロまで龍くん目線は無理だ…!と思い中断。笑
ですが、次でアキちゃん目線書くんでお風呂エッチの続き書きたいと思います
良ければ読んでやってください。

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