「どーしたんじゃ。人の顔ジロジロ見て」
「いや、なんもない」
なんもないってことはない。ありありだ。おっぱいが大きくなることしか考えてない。そしておっぱいが大きくなる方法はネットで検索したら色々でてきたけど体験談を見るとやはり揉まれることだった。
正直、正直だけどおっぱい揉まれても感じない。乳首触られたらすこーし感じるけどAV女優のようにアンアンならない。あの人らは演技なはずだ。
あたしいいこと考えた!
「ねーまさはるぅ」
「なんじゃ」
「テスト勉強やめて昼寝しよう」
「は?明日のテストやばい言ってたのにいけるんか」
「1時間だけ!ね!ね!」
なんで俺も寝るんじゃと言いつつも一緒にベッドに入ってくれる雅治。あたしもするりとベッドイン。
今回の目的は寝るではなくて雅治に乳を揉ませるための作戦なのである。
いつも雅治はあたしの胸をもみもみしながら寝るからね!
雅治はあたしのことを引き寄せてくれてぎゅーと抱きしめてくれてその手をいつもの胸、ではなくお腹へ。
「は?」
「ん?どーしたんじゃ」
「いや、なんもない」
こんなはずではなかった。乳揉め乳揉め念じてもあいつは両手でむにむにとお腹を触る。
雅治は左手を布団から出してその手であたしの髪の毛を掻き分け首筋が丸出しに。そして首筋にちゅっとキスされた。そしてそして右手はお腹よりもっと下のパンツの中へ。
「なぁ、誘っとったんじゃろ」
「ん」
決して誘っとたんではない。ただ純粋に乳揉んでほしかったんだ。
でもやっぱこうやって触られたらこっちだってムラムラしちゃう。ころんと寝返りをうって雅治の方に向いた。
「キスしてもええか?」
「なによ今さら」
「俺はエッチするときは常に名前と初めてシたときの気持ちを忘れずにエッチするからのぅ」
今ので少し萎えたけどムラムラはおさまらない。黙ってエッチしろという気持ちを込めて雅治にキスした。
予定通り1時間だけ寝て(違う意味だけどね)勉強再開。おっぱいも揉まれたけど全然足らないや。
でも今はテストだテストだ。
「はあああ。バーゲンはテストまでお預けだー馬がよくやるニンジン作戦だーあ、どんなの買うか決めないと」
「それより勉強じゃ」
「えーまじ?」
「まじ」
教科書よりも雑誌を開きたいな。でも雑誌開いたら雅治怒るからね。あいつテスト勉強だけは真面目にやるからムカつく。乳がでかくなる勉強もしろよな。口には出せないけど。
「あ」
「なに」
「なんでもなか」
「なによ、早く言いなさい」
「今日パパさんと飲みに行くん忘れとった」
「え?あたしは」
「お前さん抜きで」
「ずるっ」
「その前に少しだけパパさんの買い物付き合う」
「人が買い物行く事我慢してるのに」
「パパさんの買い物」
ズルいズルい。この思いを勉強にぶつけてやるぅ。
「テスト終わったらでかけよ」
「うん」
お出かけ楽しみ。さっきのイラつきどっかいっちゃった。
ああニンジン作戦だ。