小説 | ナノ
▼ 主人公と仁王がグラサン登校する話


「おだいじにー」


あたしはどうやら結膜炎?角膜炎だ!角膜炎と診断された。

や!あのね、昨日コンタクト付けっぱで寝ちゃって目覚めてやべぇやべぇと目がドライなのにコンタクトを取ってしまって角膜を傷付けたみたい。

病院で診てもらって今から高校へ。社長出勤でございます。

角膜炎??とやらで外がいつもより眩しい。なので一旦家に帰ってお姉パパママのグラサンを試着して今回はママのレイバンを拝借。制服にグラサン。パパの言葉を借りるならロックだね。

今日は目がしんどいし、ママからの病院代のお釣りももらったからタクシーで行こ。

マンションを出たらグッドタイミングでタクシーが。ダッシュで止めて無事に乗ることに成功。

タクシーのドアが閉まる前に誰かに窓を叩かれた。誰だと窓を見たら多分グラサンかけた仁王だ。とりあえずタクシーの運ちゃんにドアを開けてもらい仁王を乗せた。そして立海まで出発してもらった。


「何そのグラサン。ウケんだけど」

「や、お前も」

「あたしは角膜炎で眩しいから」

「え、俺もじゃ」

「混じるウケんだけど」

「奇遇じゃ」

「んじゃ写メ撮ろ」


仁王は若干嫌な顔をしたけどもちのろん御構い無しでハイチーズ。グラサンだから盛れる盛れない関係ない。常に盛れてる。


「なかなか無いよね。こんなこと」

「そーじゃな。これじゃ暫くテニスできんから筋トレとかじゃな」

「じゃあマンションのジム行くの?」

「おん。そーしとく」

「じゃあ部活終わったらチャリで迎えにきてよ」

「や、俺今日自転車乗んの怖いし母さんからもらった病院代のお釣りあるからタクシー登校」

「やだ、そこまで同じ思考回路してたのあたしら」

「四六時中一緒やからかのぉ」

「おもろいからツイートしとこ。写メ載っけて」


学校着いたらクラスのみんなは笑ってたけど真田と柳生は笑ってくれなかった。まぁこれからはちゃんと寝る前にコンタクト外すよ。


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