04


「今日のみっちゃんは怖かったぜよ。」

「あれは運が悪かったね。」

「これからは同じ部屋にいるときはちゃんと声で意思疎通するなり。」

「そうそう。」


学校終わって久々仁王のお家。仁王はベッドで本日の反省をしていて、あたしは座椅子を背もたれにもたれかかり倒れるか倒れないかのギリギリを楽しみながら雑誌を読んでる。


「なぁ、跡部とみっちゃんちゅーしたん知っとる?」

「うん知っとる。」

「やっぱ知っとったか。」

「まーね。仁王は誰から聞いたの。」

「跡部。」


てっきりみっちゃんから聞いたのかと思ってたらまさかの跡部でびっくりしてしまい座椅子ごと後ろに倒れてしまった。

慌てて元に戻して仁王がいるベッドに座り真剣に話を聞くことにした。


「跡部はなんて?」

「送り狼になるとこだったって。」

「いやいや半分送り狼だよ。他は?」

「送り狼の内容聞いてそんだけ。」

「そんだけか。ちっ。何でちゅーしたかとか聞いてないの?」

「俺も名字が至近距離で俺の顔触ってたらちゅーしたくなるから分かるなーって思ってたぜよ。」

「いやいやいや、あたしと仁王は付き合ってるけど跡部とみっちゃんは違うじゃん。」

「なるへー」

「もぉー仁王ったら。今更聞いても跡部感よさそうだから聞けないし。」

「なんかゴメン。」

「いや、あたしこそ仁王に経緯話してないからゴメン。」

「みっちゃんは何て言ってたんじゃ?」

「される前は気にならんかったけどちゅーされてから?してからは何か気になると。」

「ほー」

「で、今はとりあえずデートに誘おうって。」

「ほー」

「さっきから何でそんな返事なのさ。」

「えーだってこんな近くにおるしベッドだし最近ちゅーすらしてないなり。跡部とみっちゃんはしてんのに。」

「そこに2人を出す必要はないでしょ。」

「プリッ。」


じわしわベッドへ押し倒された。頬を手の甲で触られてそれがちょっとくすぐったくて、でもなんか心地いい。仁王と目があってゆっくり唇が重なって、


















久々の名字とのちゅーもエッチも最高じゃった。しかし最悪なことが起こった。名字はイったときに足をつったらしい。急に痛い痛いと押されて俺イってないのに繋がってたのに抜かれて、そっからは名字の足を治すために俺が頑張って。

さて、続きをシようと思ったら足つるの怖いから今日は辞めようと言われた。仁王の仁王はまだ元気ってことで久しぶりに口でしてもらった。名字は口が小さく顎が疲れるからしたくないといつも言ってけど駄々こねたらしてくれた。


「足つった話誰にもしないでよ!」

「しやんしやん。」

「絶対だからね!」

「おんおん。」


ピロートークとはかけ離れた会話。必死でさっきのことはなかったことにしようと名字は頑張ってる。その姿がこれまた可愛い。ま、丸井にそんな話したらすぐに赤也が茶化しに来そう。


「ねー聞いてる?」

「聞いてる聞いてる。」

「絶対だからね?」

「おんおん。」


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bkm
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