堕ちた私の聖母

「ん、ふっ、は、やめろ…頼むから、ああんっ!」
チハヤ様が執拗に乳首を捏ねくり回すと彼ははしたなく喘いだ。その顔は一方的に与えられる快楽に耐えながらも何かを待ち望んでいるかの様で。
(女の顔みたい)
女の言う嫌だはもっとだ、なんて言葉をよく聞くがまさか彼もそうだったとは思いもしなかった。
(ねえ、何を待ち望んでいるの?チハヤ様にもっと虐められたいの?チハヤ様にちんこ挿れられたいの?あれ、そんなに淫乱だったっけ)
「やだ、それ以上やったらもう出ちゃうから、もう出すのやだあ…」
彼の性器はきっちりと履いたスラックスにじんわりと濃いシミを作っていた。ああ、早くイキたいわけね。俺が此処に呼ばれた理由は恐らくチハヤ様の厭がらせだろう。先輩と慕う人間の痴態を見せる事で俺に失望や焦りといった感情を持たせたかったのならば残念でした。
(俺はもう知っているもん。彼の恥ずかしい姿や恥ずかしい所も全部ね。)
早くイかせてあげればいいのに。そんな事を思いながら煙草に火をつけた。
「やあっ!出てる…止まんな…、吸うな…あっ、あっ」

「…、は?」

思わず咥えていた煙草を落としてしまった。声を出してしまった瞬間チハヤ様がこちらを見てにやりと笑った。
チハヤ様が吸っているのは彼の乳首。そこから乳白色の液体が勢いよく流れ出ていた。
「美味いな。」
チハヤ様はそう言うとガリッと歯を立てた。それと同時に彼はイッた。
イッた後の蕩けた顔で胸から液体を垂れ流す姿は酷くいやらしくて。
チハヤ様はまだちゅうちゅうとそれを吸っていた。

俺は足早にそこを後にした。腹の奥がざわついている。黒いその感情は一瞬にして育った。
「むかつく。」

(俺はあんなりっくん知らない。)

【堕ちた私の聖母】

「やっほーりっくん先輩。来ちゃった!」
訪れたのは彼の営むカフェ。今日も彼はきっちりと仕事をこなしている。
「帰れ。仕事の邪魔だ。それにまだ準備中だ。」
「ひどいよりっくん先輩!ヤマト悲しい!んー、でも今日はお休みだよ。表の看板下げてきちゃった。」
「はあ?!何を勝手な事しているんだ、おふざけも過ぎると本気で怒るぞ。」

「ふざけてんのはどっちだよ。」

キッチン台の上に彼を押し倒した。がしゃんと食器が落ちた音がした。
「何言ってんだお前!離せ!」
暴れる彼の腕を掴み上げジッと顔を見つめる。力はわかんないけど身長は俺の方が高いんだよりっくん先輩知ってた?
そのまま胸に手を這わすと彼はビクリとした。
「あれ?りっくん先輩そんな胸弱かったっけ?」
白々しく問いかけると彼は少し顔を赤らめた。ふうん、俺には教えたくないんだ。
服の上から乳首をカリカリと引っ掻いたり吸ってみたりした。すると段々と彼の胸全体が張ってきた。
「ヤマトやめろ!それ以上は…」
とどめにぷっくりと主張してきた乳首をジュッと吸い上げると甘酸っぱい味がした。
「ねえ、これ何?俺の涎だけじゃないよね?」
思い切り力を入れて制服の上着を引きちぎった。シャツ一枚になった彼の上半身はぐっしょりと濡れていた。
「りっくんさあ、そんなすました顔してるくせしてちょっと触られただけでおっぱいびっしょびしょにするなんて本当やらしいよねえ」
シャツをめくり上げて乳首に吸い付く。ジュッと吸う度にビクビクと彼の体がはねた。
「もう、やめ…吸わないで…はあっ!ん、」
「やめないよ。あれ、ちんこ勃ってきてんじゃん。でも今日は触ってあげない。おっぱいでイくとこ見せてよ。」
ぎゅうっと絞り上げるように胸全体を掴むと母乳が勢いよく飛び出た。
「こんなに出しても吸いきれないよ。でも勿体無いなあ…あ、丁度良いからこれに出しなよ。」
俺が手に取ったのは計量カップ。それを片方の乳首にあててもう片方をしゃぶる。
「おいひ…ねえ見て、もうこんなに溜まってる。」

「もうやめて、ヤマト…なんでこんなこと」
「りっくんが悪いんだよ。」
「俺に秘密なんか作るから。」

(他の人と秘密を共有したりしないでよ)

「俺のこと仲間外れにしないでよ。」

「ヤマ…、ああっ!!!」
乳首に噛みつきながら思い切り吸うと体を反らせてりっくんはイッた。

彼の胸からはまだまだ母乳が溢れ出ている。
「俺が全部飲み干してあげるからね。」


嫉妬に駆られた仔猫の悪戯はまだ終わらない。



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