ふしぎなきもち


一度目は偶然。

二度目も偶然。

……じゃあ、三度目は?



最初はね、変わった人だと思っていたの。

いつも勝負を挑んできて、けれど、私はそれを望んでいなくて。

私はね、ただあなたと話ができるだけで嬉しいのよ。



あなたは気付いているかしら?

いつのころからか、あなたと話しているとき、私の話す速さが、いつもよりほんの少し速くなることに。

ほんの少し速くなる脈に、合わせるように。



あなたと話していると、どう言ったらいいかわからないのだけど……ふしぎなきもちになるのは何故かしら?

あなたのことをもっと知りたくて、だから、私はあなたの話を聞くのをいつも楽しみにしているの。



けれど、時折見せる一瞬苦しむようなあの表情は何かしら?

いつか……いつかあなたは、そういったことも話してくれるのかしら?



いつもあなたは突然訪れるけれど……

「たまには……私からも訪ねてみようかしら?」

そう考えるとまた、ふしぎなきもちがひとつ。
心の奥に芽生えたの。







******


電波キャッチ!あーんど、リターン!!
どうしようちょっと某ちゃんと考えてることが一緒すぎて…!

彼女は最初はなんだかよくわからない感情に戸惑っていたみたいなんですが、話している彼のちょっとした揺らぎとかが気になっていたりすると思うんです。

……と、いうわけで某ちゃんに届け★


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