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「カナエ……カナエ…」
夢の中。
私を呼ぶ声。
近くに居るようで、遠くから響いているようで。
男か女かもわからない、中性的な。
「待っている…其方を……塔で…」
相変わらず肝心な部分はとぎれとぎれで、私の意識は更に深く堕ちた。
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