No.ラゼル
Date 2011/07/23 23:20
稽古場日誌を始めよう
団員諸君の交流を図るため、今日から稽古場日誌をつけてみようと思う。 練習中に気になったことや、普段は面と向かって言えないことなどをこのノートを使って存分に吐き出してくれたまえ。
では、記念すべき第一回目は言い出しっぺの僕から書こう。 そうだな、改めて書くとなると何から書いていいものやら……ああ、そうだ。
前から常々思っていたのだが、ミモリ君についてだ。 彼女は舞台の上では確かに美しい。 しかし、舞台を降りたときのあの変わりようはどうにかならないだろうか。
先日の公演のときもそうだ。 本番前に楽屋へ顔を出してみれば、あぐらをかきながらビューラーでがっと睫毛を持ち上げたまま僕の方を見て動じることなく 「あ、ダンチョ」
……せめてビューラーで睫毛を上げたままこちらを見るのはどうかと思うわけだよ、僕は。 なんというか、恥じらいとかそういうものは彼女は持っていないのだろうか。 それにあぐらというのも美しくない。
詩和君からも彼女には何とか言ってやって欲しいものだ。
おっと、いけない。 そろそろ紅茶を蒸らし終わる頃だから今日はこれくらいにしておこう。
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