『車田くんわたしと結婚してください』
南沢「よし一旦お兄さんたちと恋愛の勉強しような」
車田くんに告白し隊
『ホワイ!なぜ!』
南沢「落ち着け。お前は勇気りんりん直球勝負過ぎんだよ」
『キュアマーチさん?』
三国「もうちょっと手順があるだろう…」
天城「告白から入るのがセオリーだド」
『えぇえええー最終的に結婚するんだからそんなまわりくどい…』
南沢「回りくどいのが恋愛!オーケー?」
天城「南沢が言うと妙な説得力があるド」
南沢「恋愛の達人!」
『兼失恋の達人』
南沢「…お前ちょっと屋上に来ないか」
『ぜったいいやです』
三国「そもそも結婚するかどうかもわからないんだぞ?」
『えへへへ、それがね、車田くんのお母さんに車田くんと結婚していいですかって聞いたら「いいわよ(笑)」って言ってくれたんだ』
三国「それ九割馬鹿にされてるからな」
『そうなの?!』
三国(かっこ笑いの時点で気付かないか…)
『この指輪せっかく買ったのに無駄になっちゃったかな…』
南沢「…あの、ちなみにおいくらで?」
………。
「「「?!」」」
『父に頼み込んで作ってもらって…』
三国「いやいやいや頼み込んだからって作ってもらえる額じゃないだろ!」
『え?』
三国(そういえばこいつも金持ちだったな)ひそひそ
南沢(神童といい、なんで俺たちの知り合いには桁違いの金持ちが多いんだ?)ひそひそ
天城(よく分からないド)ひそひそ
『まあ指輪は置いとこう。とりあえず車田くんに告白して当たって砕ければいいってことだね!』
三国「当たって砕けたら意味ない」
『伝わらない私の意気込み』
天城「だけど直球勝負ってのはあながち間違ってないド。車田は鈍感だから遠回しに行っても多分伝わらないド」
『だからけっこ』
天城「それはすっ飛ばし過ぎだド。だから告白からって言ってるんだド」
三国「おおお…」
『なるほど…南沢くんより分かりやすいよ天城せんせい』
南沢「へいへいすみませんでしたよどうせ俺は失恋の達人ですよ」
『やさぐれんなってボーイ。よし、わたしはいまから、こくるぜ?』
三国「お前の行動力尊敬に値するよ、ほんと」
『やばい緊張してきた!吐きそう!』
三国「やっぱり撤回する」
▽
『車田くん!』
車田「ん?」
『えーっと…そのぉ…あのね………なんでもないですううう!』だっ
▽
『超ど直球じゃないと無理でした…』
南沢「はいオチー」
120530
―――
車田くんだいすき!
リクエストありがとうございました!