鬼道コーチはおかねもち


『あっ!』

天馬「わっ」

『なんかやることあったんだけど…なんだっけなぁ?』

狩屋「物忘れですか?歳ですね、歳。ババア」
『ぶっころすぞ』
狩屋「ごめんなさい」

天馬「それほど大事なことでしたか?」

『ううーん?大したものでもなかった気がするんだけど…。あっ、そうだ、神童からゴ○ィバ貰ったんだけど食べる?』

天馬「ゴ…?」

狩屋「ゴ○ィバァああ?!」

信助「ゴ○ィバって?」

狩屋「知らないのかよ!チョコの中のチョコ!キングオブチョコ!超高級!」

信助「う、うん…」
天馬(狩屋が興奮してる…)

狩屋「たまにヒロトさんが貰い物で持ってきてくれるんだけど質が悪い24歳に食われるんだって!」

天馬「質の悪い24歳?」

輝「おいしいですよねぇ」
剣城「おいここにボンボンがいるぞ」

『へーゴ○ィバってそうなんだね』

狩屋「なにいってんですかアンタも!」

『だってよく神童がくれるもんだから…』

狩屋「おかしいですよボンボンって」
輝「なんで俺見るの狩屋くん」

『とりあえず持ってるだけじゃ宝の持ち腐れだから食べよ食べよ。みんな集まれー』

狩屋「なんでキット○ット配る感覚でゴ○ィバ配っちゃうんですか!」

『だってチョコはチョコだし』

狩屋「ちーがーうぅううう!」

『はいはい2個やるから落ち着け』

狩屋「うっわ…これいくらだろ…」

剣城「うまい」
天馬「とろけるねー」

『信助あーん』
信助「あーん」

狩屋「躊躇なしかよ!」

『さっさと食わないと質が悪い24歳に食われるんしゃないの』

狩屋「うっ…いただきます」

『持つべき友はボンボンの後輩だと思ったよ』

天馬「………」

輝「えっ俺ボンボンじゃないです!」
『冗談だって』

狩屋「俺もう死んでもいいや…」

信助「チョコの一個や二個で死んじゃ駄目だよ狩屋」

狩屋「だってぇええ」


天馬「あ」

『ん?』

天馬「そういえばなにか物忘れありましたよね?」

『えーっと…』

鬼道「お前達、遊んでないでさっさと着替えるんだ」

『あ、鬼道コーチ…ん?鬼道コーチぃ?!思い出しましたよ!』

鬼道「な、なんだ…」

『独身貴族ってなんですか?』

鬼道「………」

剣城(うわ…)

天馬「貴族?」

信助「僕知っモゴモゴ」
狩屋「信助くんお口はチャック」

『円堂監督に聞いたら「鬼道に聞け!」と爽やかに言われたので』


…………。


鬼道「…お前に分かりやすく言うとゴ○ィバを一人で買って一人で楽しむことの出来る人だ」

『なるほど!』

円堂(オブラート何重に重ねた説明だあれ)




―――
鬼道コーチはおかねもち
理由は聞かないでください


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