でっかい先輩2


○クラマブレイク



ずずーーーーーっ



『ふう…』

三国「また牛乳か…」

『菓子パンに牛乳は合うだろ?』

三国「菓子パンばっか食うな。太るぞ」

『南沢が菓子パンしかくれないのがいけない』

三国「………」ちらっ

南沢「俺のせいかよ!いい加減にしろ、中学生の財布馬鹿にすんじゃねーよ!」

『南沢は春を売ってるから金持ちなんだろ?』

南沢「春を売るわけないだろ!というかそんな言葉どこで覚えたんだおまえええええええ!!」
『倉間から』

南沢「クラマブッコロス」だっ

『しかしまぁ、春を売るなんてどうするんだろうな…つくしでも売るのか』

三国「ははは…」

『知ってるか三国、つくしは食えるんだぞ』

三国「本当に何でも食うなお前」


ずずっ


三国「その牛乳どこから?」

『知らないのか?私はリュックに牛乳を詰めている』

三国「教科書を詰めろ!」

『ちなみに赤点ぎりぎりだ』

三国「知識を詰めろ!」

『胃袋には詰まってるんだがな…』

三国「上手いこと言ってる場合じゃないだろ」

『お前の頭のもふもふには何が詰まってるんだ?』
三国「何も詰まってません」


倉間「うわあああああ」
南沢「とりあえずこっち来いこの妖怪!」

三国(あー騒がしい)

『どうしたちび』

倉間「なんか南沢先輩が俺を引きずってぇ連れてこられたんすよぉ」ぎゅむー

『よしよし。おい南沢小さいからってもっと小さいやついじめてどうするんだ』
南沢「いや別にいじめてねーし。倉間離れろコノヤロウ」

倉間「せんぱぁああい」

『よし、倉間。可哀想なお前に先輩が高い高いしてやろう』

三国「あ、うわ、ちょっ」

『たかいたかーい』ひゅっ


ゴツッ!


『あ』
倉間「いっ」

『投げ過ぎた…大丈夫か倉間』

倉間「………」

南沢「気絶してる?!」
三国「だから止めたんだ…」

『…何で人間ってこんなに柔なんだろうな』
三国「心配をしろ」

南沢(変なこと吹き込んだバチが当たったんだよ、バチが)



○部室にて悩ましい先輩


『悩ましいのだ…』

神童「どうしたんですか先輩」

『こういう可愛いクマのドーナツとか持ってこられると食べれないんだよ』むしゃあ


………。


神童「食べてます姉さん」
『あ』



―――
無意識の食
略してむしょく。


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