グッドバイ南沢


『……。』すっ


ちーん


『グットバイなんざわあつし…』ぐすん

三国「部室に仏壇作るのはやめなさい。線香くさいぞ」

車田「うわピンクに埋まった仏壇って」

『なんざわはピンク好きだったよね…』
車田「さぁ」

倉間「あっおれもお線香あげさせてください」

『もちろんだよ』

三国「倉間お前…」

『みくに…なんざわはもういないんだ…っ!』

三国「いたじゃん。月山国光に」

『あれは月山国光なんざわであり雷門なんざわは死んだんだ』

三国「なるほど」

ちーん

『しゃだ…お前も』

車田「しゃだ…俺一年の頃しゃだって呼ばれてたな」

ちーん

車田「すぐ車田に戻ったけどなんざわとみくにだけは直らなかったんだよな」

三国「なに、自慢?」

天城「俺はもとから天城だったド」

ちーん

車田「黙れ天城越え。あと倉間ちんちんうるさいな」
倉間「卑猥です車田さん」

『もうあだ名みたいなものだからいいんじゃない?』

三国「お前が言うなよ」


………。


『…』ぼろっ

三国「え」

天城「あー」

車田「三国が泣かせたー」

三国「ちょ、え、今ので?!」

『だって、だってさ…。なんざわぁああ…』

三国「泣くな、な?」

『うぁあああみくにぃいいいい』ぎゅっ

三国「……」

車田「今日も大変だなお母さん」
天城「生殺しだドお母さん」

三国「お母さん言ってる暇あったら南沢を呼んでこい」




南沢「フフフ…なんか俺って愛されてるな…」こそっ

兵頭「仏壇作られたのにか?」


―――
あのちーんっていくやつの名前なんだっけ…


|


「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -