月山国光に精神攻撃


じーーーーっ…


『なんか監督がGKやってるんだけど…?』

神童「先輩、あれ監督じゃないです。選手です」

『マ、マジか!ヒゲ生えてんぞ!』

兵頭「……。」

神童「今流行りのお洒落ヒゲですよきっと」

『それなら久遠監督のちょびヒゲと同じだね理解した』

神童「でもまぁ、よく中学生でヒゲ生やせますよね」

『あのヒゲでじょりじょりやられたら、私死ぬ』

神童「お父さんのヒゲくすぐったーいってやつですね」

『いや、それより最悪』

兵頭「…っ」

『なんか目頭押さえ始めたよ』

神童「えーあれは涙を堪えているんですねーおっさんによく見られる行動です」

『わぁ僕知らなかったよー。ねぇねぇお兄さんもっと色々教えてー』

神童「はーい、じゃあもっとよく観察してみましょう」

南沢「やめてぇこれ以上お父さんをいじめないで!」

『南沢いたの』
南沢「いるよ!」

兵頭(嬉しいけどなんか違う…お父さんって…お父さんって…)じわっ

『ねぇねぇお兄さん、また目頭押さえてるよあれしか出来ないの?』

神童「おっさんはお酒を飲ませないとなかなかおもしろい行動をとりませんからね」

『へぇー』

神童「たとえば裸で踊り出すのが基本です」

南沢「基本ですじゃねーよ応用だよそりゃ」

『神童キャプテンに文句つけんな色気魔神』
倉間「シネミナミサワ」

南沢「よーしよし倉間くんちょっとこっちおいでコノヤロー」

『倉間食われるぞ』

倉間「キモチワルイ」

南沢「躾なってねー!」

『いや南沢だけに反抗するように躾したから。ある意味では躾なってるよ。ねっ倉間!』
倉間「はい先輩!」

南沢「……負けないからな!覚えてろよ!」

神童「はい、あれを捨て台詞といいます。分かりましたか?」

『はーい』
倉間「はーい」


南沢「絶対、泣かせてやる!」ぐすっ

兵頭(こいつら仲いいな…)


―――
精神攻撃で先制しよう!


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