ちびっこ先輩5
○with剣城兄弟
『剣城くん、まってよー』
剣城「ついてくんな」
『剣城くんのお兄さんに会いたいなー』
剣城「止めとけ!マジで!」くわっ
『なんで?あと剣城くん顔怖いよ』
剣城「兄さんは…」
優一「きゃああああなにこの子!超可愛い!どうしたの?迷子になったのかな?」ひょい
剣城(このJKみたいなノリが嫌だったんだよ…)
『えぇええ』
優一「京介の友達?こんな小さい子が友達なんて知らなかったなぁ」なでなで
『は、はぁ…』
(車椅子…もしかして足が悪いのかな?上に乗って大丈夫なのかなぁ…)
優一「君、何歳?」
『じゅ、十五です』
優一「うそー!ちっちゃーい!可愛いー!」なでなでなでなで
『ちっちゃくないです!』
優一「それはね、俺の方が年上なんだからしょうがないよ」
『あ、そっか』
剣城(ちがうっ…こいつ馬鹿だ…)
優一「京介が何か迷惑かけてない?」
『はい、とってもいい子ですよ。この前なんか、たか…ちょっと手の届かないところにあるボール取ってくれて。ねっ剣城くん』
剣城「…ああ」
優一「わぁ」
剣城(背伸びで必死に取ろうとしてるところ見たかったとか思ってんだろうな…絶対見せたくない)
『あとデスソードかっこいいです!ずばんって!』
優一「そうだねー」
(可愛い…身ぶり手振りひとつひとついちいち可愛い…)ぶるぶる
『お、お兄さん大丈夫ですか?震えてますよ?』
優一「うん、そろそろ(萌え)死にそうなんだ…」
『剣城くん!どうしよう!おおおおお医者さんを!』
京介「もうこれは不治の病だ」
『そんな!お兄さん…』
優一「きみが俺にちゅーしてくれたら一発で治るよ…」
京介「兄さん」
優一「冗談冗談」
『?』
―――
優一兄さんはそんな人
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