じごくのミナミサワ
『南沢おはよ』
ミナミサワ「やぁおはよう」
『?!』
ミナミサワ「どうしたんだい?僕の顔に何か付いてる?」
『う、ううん』
(付いてるっていうか何で目と鼻と口が顔の中心に集まっているんだろう?まさか整形したのかな?それに南沢はもっと嫌味な性格でこんなにさわやかなあいさつなんて返さないはずだよ?おかしいよ!)
『南沢…っていないや…まぁいっか』
***
『―そんなこんなで私は夢の中のミナミサワをどうすることも出来ないのであった』
南沢「夢の中で放置?放置なの?」
『南沢だからいいかと思って』
南沢「俺可哀想!」
『ミナミサワ気持ち悪かったんだもん』
南沢「聞いた感じ気持ち悪いのは伝わったけど!」
『まあまあ落ち着きたまえよ。この夢には続きがあってだな…』
***
神童「あ、先輩。南沢先輩みませんでしたか?」
『んーさっき見たけどいなくなっちゃった。どしたの?』
神童「なんかちょっと…様子がおかしいっていうか容姿があれっていうか…」
『神童もそう思う?よかった私だけじゃなかった』
神童「なんなんでしょうね…。やっぱり病気ですかね?」
『うわっ最近は怖い病気が流行ってんだね。手荒いうがいはかかさないようにしないとね』
神童「そうですね」
***
南沢「で?」
『おわり』
南沢「は?」
『おわり』
『夢に続きを求めるな』
南沢「夢は夢だからしかたねーけどよ…なんかスッキリしないな。なんで神童出てきた」
『夢に理由を求めるな』
南沢「まぁ夢だからな!」
『そう夢だから!』
ミナミサワ「やぁ君たち楽しそうだね」
………。
南沢「『うっ…ぎゃああああああああああああああ!』」
***
『う、ううっ…サワっ…』
南沢「目がぁ…」
車田「…うなされてるけど、なんの夢みてるんだろうな?」
三国「さぁな。寝かしとけ寝かしとけ」
―――
ドリーム イン ドリーム
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