半田真一(24)とお巡りさん3


『こらーまてー』ちりんちりん

半田「あ、お巡りさん」

『おやぁ、お久しぶりだね半田真一くん』

半田「今日は迷子の猫でも追い掛けているんですか?」

『いや銀行強盗を』

半田「いや急げよ!」

『ちっ命令形かよ…。大丈夫ですよ、今あいつは捕まります』

半田「まさか念力でとか言いませんよね?」

『馬鹿にしているのか!』

半田「馬鹿になんかシテイマセンヨ…」

『目線こっちに下さい』

剣城「お巡りさん。捕まえました」

『はい逮捕。京ちゃんおつかれアイス食う?』
剣城「結構です」

半田「…なんで」

『どうしました?』

半田「なんでカツアゲ少年が銀行強盗を捕まえているんですか!」
剣城「あーお前あの時のカモか」

『まぁ…簡単に言うなら手玉に取った?ねっ京ちゃん』

剣城「は、ははっ…」

半田(お巡りさんがよく分からない…)ガクガク

剣城「俺はこの辺で失礼します」ガクガク

『はーい』

半田「不良をあそこまで手懐けるにはどのような苦労を…」

『うん?聞きたい?』

半田「やっぱいいです」

『じゃ、この人連行するからまた今度』ずるずるずる

半田「せめて引き摺らないようにお願いしまーす!」


―――
全てフィクションですので真似しないでね!


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