ガチャッ


「ただいま〜。つっかれたわぁ…」

「お帰りなさい、スペインさん」

「ん、ああ。……ああ!?」

「キャッ!?」

「な、して、Nick nameちゃんがここおんの!?」

「他国の文化を知ろうと思って、まずはスペインに来たの。ちょうどこっちの輸入船が港に来てたから、乗せて来て貰っちゃった」

「………」

「…来ちゃ、ダメだった…?」

「んなこと、あるワケないやろ!ええよええよ、心行くまでスペイン見たってや!」

「ありがとう!私、ここに来るのはまだ2回目なの」

「あー、Nick nameちゃんあんまし国から出ぇへんもんなぁ」

「うん、あまり出る必要性がないと思ってたから…」

「うーん、会いに来てくれんのは嬉しいんやけど、俺は今でもNick nameちゃんは出てこんでもええと思うけどなぁ」

「え?」

「そしたら、フランスとかロシアとか危険な奴等と知り合うこともなかったやろし」

「危険?私はそう思ったことないけど…」

「…うん、ならええんや。Nick nameちゃんがええなら、それでええ」

「? ふふ、変なスペインさん」

「んー、んじゃま、それは置いといて…俺の作ったトマトでも見に行こか?」

「行く!」


せやったら、君は俺が守るんや!





「わぁ、美味しそう…」

「せやろ?」

「うん!」

「(可愛ええなぁ…)そういえばNick nameちゃん、次はどこ行くつもりなん?」

「えっと、フランスに行こうかな」

「フ、ランス、やて!?」

「うん。お隣だし、食べ物は美味しいし」

「…せやな、飯美味いもんな、隣りやもんな。…よし、フランスまで俺が送ったったるわ」

「え、いいの?」

「おお。Nick nameちゃん、交通手段あらへんやろ」

「んー、ない、なぁ」

「な?Nick nameちゃんのために、馬車で行こか」

「ありがとう!」



「ただいま〜」

「お帰りなさい、フランスさん」

「First nameちゃん!」

「お邪魔してます」

「1人で来たの?言ってくれたらお兄さん迎えに行ったのに〜」

「ううん、スペインさんが送って来てくれたの」

「…スペインが?」

「うん。こっちに来る前に、スペインにいたから」

「そ、っか。今日はなんでまた、フランスに?」

「あ、文化のお勉強をしに来たの。えっと、できればフランス料理を教えてもらえればなー…なんて、思ってるんだけど…」

「よし、分かった。その代わり、First nameちゃんもお兄さんにイイこと教えて?」

「いいことって?」

「そりゃあFirst nameちゃんのs「死に晒せや」



――少々お待ちください――



「あのね、スペインさん。いっつも思うんだけど…」

「なんや?」

「そのアックス…どこから出すの?」

「…知りたい?」

「い、いい、やっぱりいいよ。うん、それよりフランスさん生きてるかな〜?」

「ああ、多分3日くらい経てば元気になっとるやろし、次の国行かへん?」

「うーん、そうしよっかな。どこ行こうかな?」

「なら、イタちゃんとロマーノのとこに行こか」

「はい!…あ、でもどうやって行けば…」

「そんなら大丈夫や、また俺が送ったったるし」

「え、いいの?」

「ええって。そや、なんならずっと俺が送ったったろか?」

「わあ、本当?嬉しい!」

「(可愛すぎやろ!)ん、ほな行こか」

「は〜い!やった、スペインさんと一緒だ〜」


惚れてまうやろーーーーーーーーっ!





「お、お兄さんは置いてけぼり……?…ぐふっ」


「そういえば、お仕事は大丈夫なの?」

「ああ、国王に黙れTシャツ叩きつけてきたったからな〜、当分大丈夫だと思うで」

「あ、それってベネズエラの?」

「そうやで〜Nick nameちゃんは外の事もよく知っとって偉い偉い」

「えへへ〜」


「なにこの温度差!!お兄さん泣いちゃごぼっ」







私にギャグは無理だった
普憫だせなかった

110815