うちの本丸日記

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うちの本丸は今日も平和です。
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(2017/12/05 現在)
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-- 08/15 (火)

薬研「…………ただいま」
主「え、なんか聞いてたのと違う……」
一期「個体差があるとはいえ、ご友人の薬研の極とだいぶ違うような……」
薬研「……まさかいち兄に迎えられるとは思ってなかったんでな。へぇ、大将も頑張ったんだな」
主「うん、まあ、少しずつ、ね」
一期「私の方も、薬研にああ言った手前、いらぬ遠慮はするべきではないと思ってね」
薬研「そうか。ま、改めて、よろしく頼むぜ大将」



薬研「正直言うとな、嫉妬した。俺のいない間に仲良くなるなんて、ずるいだろ」
一期「ずるくない」
薬研「しかも酌までしてもらって」
一期「お前もしてもらっただろう、一番に」
薬研「主役は俺だからな。当然だろう」

乱「主さ〜ん、ボクにもお酌して〜!」
主「よろこんで〜」
信濃「大将、懐入れて〜!」
主「はいは〜い」

一期「……あのふれんどりーさは見習うべきだと思うか?」
薬研「いや、あれはまた別次元だろ。いち兄には向かない」
一期「体躯の問題か……」
薬研「言っとくがな、あのノリは俺っちにも無理だ」


燭台切「改めてお帰り、薬研くん」
薬研「ああ。どうだった」
燭台切「変わりなし、と言いたいところだけど」
薬研「何かあったのか」
燭台切「……君が旅立った翌日にね、今夏初の心霊番組があったんだよ」
薬研「あ〜〜〜察した…………」
燭台切「まあね、主はね、いつも通り何の被害もないんだけどね」
薬研「通りで……」


主「薬研くん」
薬研「おう、酒は抜けたみたいだな。薬は飲んだんだろうな?」
主「ちゃんと飲んでるよ、大丈夫」
薬研「修行だがな、まあ普通に滞りなく済んだよ。強くなったとも感じる。だが俺は修行に行く以前から逸話に相応しい活躍をしていた自負があるんでね」
主「わお、すごい自信」
薬研「あんたの懐刀やるにはこれくらいじゃないとな」
主「……刀剣男士って審神者と似た性質を持つとか、足りないところを補うとか、いろいろ言うけど」
薬研「どうした、いきなり」
主「うちの子たちってさ、自信たっぷりとまでは言わないけど、一般的にこじらせてると言われる刀剣男士もそこまでではないよね。まんばちゃんを筆頭に」
薬研「なんだ、あの発言の後に言われると気恥ずかしいものがあるが、まあそうかもしれんな。初期刀殿はこじらせてる暇がなかっただけだろうが」
主「主がこじらせてたもんね〜」
薬研「自分で言ってくれるなよ」
主「不動くんも聞いてたよりこじらせてなかった」
薬研「大将が構い倒すからだろ。あんなに褒め殺されたらうかうか呑んだくれてもいられん」
主「だって赤ら顔かわいいんだもんよ」
薬研「刀にかわいいってのは褒め言葉なのかね」
主「あ〜でも光世さんに関してはすごく申し訳ない……」
薬研「……いや、あれが普通だと思うがな」
主「まあでもポジティブなのは良いことだよね。似てるのか補ってるのかは分からないけど」
薬研「似てもいるし補ってもいる、ってとこでいいんじゃねえか。表裏一体ってな」






日記
薬研「改めて、よろしく頼むぜ大将」
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