「ごめん、ごめん清光、私が悪かった」
「…いいよ、主は悪くない」
「違う、私が…配慮できてなかった、だから清光は、」
「いいんだって。俺、刀だよ?主に使われるのが役目だし、そこに俺の事情とか関係ないし、形あるものは、いつか、壊れるんだから」
「それでも…それでも私は、あなたを大切に扱いたい。今のあなたは、こうして触れられる存在で、意思もあって、それを伝えられるんだから」