「長谷部、審神者もうダメです」
「主!?どうされたのですか!?」
「既視感を覚えるやり取りだね。だめだよ、長谷部くんに泣きついても」
「わあん、光忠お母さんがいじめる」
「光忠!主に厳しいんじゃないか」
「長谷部くんは甘やかしすぎ!主のためにならないでしょ!」


「聞いてくれるかい、浦島くん」
「え、ああ、うん」
「審神者、発表原稿全く進まないんです。全く思い浮かばないんです。もうダメです」
「えっと、大変なんだな?」
「助けて欲しい」
「俺に助けられることなの?」
「………」
「主さん…」
「だって!」
「分かった、分かったから落ち着いて、な?」
「だって…審神者…テスト勉強もしなきゃいけないのに…やる気でない…」
「えー…」
「浦島くん、審神者のやる気をださせてください!」
「……頑張ったら、」
「!はい!がんばったら?」
「俺と、竜宮城行こう?」

「…きゃっきゃしてるとこあれなんだが」
「言うな」
「竜宮城…」
「言うな」