22

よし。
寝よう。


冒頭からすいません。
荒垣さんあ、今度からがっきー先輩って呼んでみよう。




………純粋に怒られそうだ。

送ってもらってから部屋でのんびりまったりしていたらウトウトしてきたので寝ようかな、なんて。
そんな単純な思考回路で他の事も考えたら、そう言えば、がっきー先輩との会話で影時間の事についての話題出なかったなぁ……。
聞けば答えてくれたのかな?
うーん…意外と悩みどころ。




ぐるぐるしてきた。
うん。考えるのやめよう。
めんどくさくなってきた。

ベッドに寝っ転がって天井を見上げながら部屋の電気に手を翳してみた。
………この手で何が出来るかな…。
あぁ、まためんどくさい考えになってきた。

一度目を閉じてから目を開けてみると、目の前に広がった光景は見慣れた部屋の天井では無くって真っ青な部屋のようなエレベーターが目に入ってきた。
目の前には前回紹介していただいたイゴールさんと、エレベーターと同じ青色の制服をきた銀髪の美青年さん?が居る。





あれ?
さっきまで私の部屋だったよね?
おっお?⊂((・x・))⊃

「お初にお目にかかります。テオドアと申します。これから晴様のペルソナの召喚や合体についての案内をさせていただく事になりました。どうぞ宜しくお願いいたします。」
「……つまりどういう事だってばよ。」
「つまりこのイゴールに代わりテオドアが貴女様を導く案内人になったという事ですな。」
はぁ。そっすか。
「ですが、貴女様のペルソナは少々特殊でして、アルカナはワイルドですがお持ちできるペルソナは1体だけです。もう、貴女様の中には居るようですな。」
「…?もういるのは良いんだけど、1体しか持てないのに召喚とか合体についてなんて意味ないじゃないですか。」
「それはまぁ、流れとノリです。」
「なんだその適当感!」
「まぁ、こんな感じで宜しくお願いいたします。」




そう言われた次の瞬間、自分の見慣れた部屋のベッドの上にいた。




「軽っ!」
がばっと体を起こして叫んだ。
なんだあれ。
自分のペルソナがなんか特殊なのは分かったけど、結局詳しくは分からず仕舞いだし。
案内人もする気があるのか無いのか。
……あの態度を見る限り無さそうだなぁ。



あーあ。
朝日が眩しい。
学校行かなきゃ。
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