09

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その日の放課後に私の家で話そうってことになって、只今私の家の私の部屋なう。

「湊君麦茶でいい?」
「…だいじょうぶ。」

湊君の前と自分用の麦茶を置いて本題に入る。

「んで、湊君どーしたのさ?」
「…あの、ね、」
「ん?」
「………引っ越すことになっ、た…って言われた。」



















え?


















私の今の顔は湊君にしてみれば相当酷いらしい。
私の顔を見た湊君の方が泣きそうに歪んでしまっている。
湊君の顔は多分他の人には分かりずらいと思う…。
初めて会ったときは私も判りづらいと思ってたけど、一年も側に居れば湊君の表情の微妙な違いだってわかると胸を張って言える。


まぁ、今それが裏目に出て悲しさ倍増しているんだけど……。


何度も湊君の家に遊びに行ったけど伯母さんはいい人だったのはわかったから、多分本当に仕事の都合でだと思う。



なら、私は、



「しばらくは戻ってこないって言ってた…」
「…そっか…じゃあさ、湊君。約束しよっか!」
「…やくそく?」
「そう!!」







またもう一度、湊君が私に会えて、私達が私達と居た事を忘れなかったときの約束!!







「うん!」
「あのね、笑ってただいま、おかえりって言い合うの!!」





…そしたらずーっと晴ちゃんと一緒にいられる?
湊君が望んでくれるならいつだっていられるよ!
やくそくだよ?
約束!!













「「ゆーびきーりげんまんうそついたらはりせんぼんのーますゆびきった!!」」











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