――――――――まぁそんなこんなで湊君とは仲良く過ごしてます!
大体学校が終わったら私の家でおしゃべりしたり、引きこもりすぎても体に悪いから散歩がてら公園に行って遊んだり…
たまぁーに湊君の家でぼーっとしたりして過ごしている。
学校でも大体一緒にいるけど、私は私のペースを保ちつつクラスの色んな子と話したりして過ごしてて、それでも湊君といる時間は一日の7割くらいはいるとおもう…
…一緒に居すぎかな?まぁ、いっか。
「ねぇ、晴ちゃん!有里君と付き合ってるの?」
…10分休憩中にいきなりちょいちょい関わるクラスの中でもリーダー格な女の子(この子の名前なんだったかなぁ…)に質問をされた。
あ、この子髪型ツインテールだ。かわいいなぁ〜。
とりあえず答えようかなと思って口を開きかけたときに、
「あいつって親いないんだろ?カワイソーだよなぁ〜」
だから、村木と居るんじゃねーの?とゲラゲラ笑う男の子達の声が聞こえた。
いや、意味わかんないぞ少年。あれか、私が母親っぽいとかそんな理由ですか、おい。まだ17才なんですけど。せめてお姉ちゃんにしてほしい。
ま、理由があるとしたら湊君が可愛いから一緒に居るんですよ〜なんて心で返した。
小3なんてこんなもんだろうしなぁ。と少し考えていたら、女の子の「男子サイテー!!」なんて声と共になんでか知らないが男子VS女子の図が出来上がった。
話の中心であるはずの本人は私の服の袖を掴みながら、
「晴ちゃん、今日僕のへやでひなたぼっこしよう?おひさま気持ちいいから。」
はにかんで首をかしげながら言ってきた。もちろん返事はYESですとも!
というか、え、クラスのこの騒動は放置ですか?案外神経図太いんですね湊サン…。
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クラスのこの事態は授業の始まりを告げるチャイムの音が鳴っても終わらず、授業担当の先生が来て喧嘩両成敗ってことで落ち着いた。
事の発端が男の子の言動だったから比較的怒られていたけれど。
女の子の方も言い過ぎってことで怒られていた。うん、ドンマイ。
そういえば、結局ツインテの子の質問に答えてないなぁ〜なんて考えながら算数の教科書をパラパラめくり、隣で一生懸命問題を解いている湊君を見ていた。
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