ほのぼのメローネとギアッチョ
※いちゃいちゃギアメロギア
※短い
「チューしよ」
頬に添えられた冷たい指先から、鋭い痛みが走った。
「いったいなぁ」
「うっせェ」
片眉をあげてギアッチョはガタガタ足を揺らす。
一緒に揺れるソファーに腰をおろすと、彼はたちあがった。
「待ってよ」
「黙れ」
服の裾をつかむとあっさり座るところが可愛い。
また揺れだすソファー
「ギアッチョー」
「うっせェ」
「キスして」
「失せろ」
「じゃあしていい?」
ソファーの揺れが止まる。
待つこと30秒。
「…好きにしろ」
肩にぽすんと乗っかってきたくせ毛にキスをおとす。
「ありがとー」
「きもちわりぃ」
またソファーが揺れはじめ、俺はくつくつ笑った。
あたたかな雪
こんなときがずっと続けば、と手を握り返せば、
彼は小さくほほえんだ。