メローネと猫耳ギアッチョ
※猫の日フリーだったもの
※短い
「はえてるね」
「あぁ、ひっぱっても取れないらしい。」
ソファーを中心に家が揺れている気がする。
そこからのぞく水色の三角。
そっと近づいてみるとしっぽが逆立った!
(かっわいいぃー)
後ろでリーダーが制止したけどかまわずに俺はソファーに腰掛けた。
「やあギアッt「うるせェ!!!」
顔み見る間もなく繰り出された拳がクリティカルヒット。
「すごくいい!いいネコパンチだ!」
「てんめぇ…!!」
フシャーッと威嚇するギアッチョを誰も押さえやしない。
どんどん寒くなる室内でイルーゾォがくしゃみをしたあたりで、
ホルマジオが階段をドタドタと降りてきた。
くにゃくにゃした白い猫を片腕に抱いて彼は何かをギアッチョに投げつける。
「くらえマタタビ!」
それはコツンとギアッチョのおでこに弾かれてホタッっとおちた。
訪れる沈黙。
ドライアイスを溶かしたみたいな白い煙があがってくるやいなやメンバーは逃げ出した!
「にゃめてんのかてめぇらぁああああああ!!!」
水色子猫
放たれる吹雪にまつげを凍らせて、カメラ付き携帯片手に俺は意識を手放した。