主人公×足立





「足立さん、今日弁当作ってきたんで一緒に食べましょう?」

「へぇ! 僕の分もあるの? 嬉しいなぁ!」

「あそこのベンチに座りましょう」

「うわぁー、瀬多君の手作りかぁー。何かなぁ?」

「ふふ、開けてみて下さい」



「……………ナニコレ」

「キャベツです」

「……………見ればわかるよ」

「じゃあ聞かんで下さい」

「違う! 俺が言ってんのはそう言うことじゃなくてさー! てか何でキャベツ!? 喧嘩売ってんの!?」

「まさか! だって足立さんキャベツ好きでしょ?」

「だからって丸々キャベツの千切りにする必要はないよね! それに別にそんなに好きじゃないし」

「そんな! 俺を騙してたんですか、足立さん」

「騙すも何も。普通に好きなだけだって。何だよもー…。期待して損しちゃった……じゃあね」

「えぇっ! 一緒に食べてくれないんですか?」

「当たり前でしょ。キャベツの千切りなんて腹の足しにならないし」

「せっかく足立さんのために作ってきたのに……」

「むしろ悪意しか感じられないんだけど」

「わがままなんだから」

「どこが!?」


お弁当
110424メモログ


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