三反田→浦風 *独白 僕の大好きな頑張り屋さんは、今日も今日とて予習と称して無茶をしたようだ。 ねぇ、僕は確かに君の側に居られることは嬉しいよ。 だけどさ、場所によるじゃない。 これが僕の仕事だけど、できるだけここへは来てほしくない。僕の先輩も後輩も、僕自身も抱える矛盾した事実。 とりわけ君に対してそう思う。 真面目な君が好きだけど。二人だけの時間も好きだけど。 この胸の辺りがうずうずする感情も、嫌いではないんだけど。 でも、ね? こんなにうきうきするのも、わくわくするのも、どきどきするのも、全部全部、君が居てくれるからなんだよ。 君が泣いて、笑って、怒って、失敗して落ち込んで、僕が励ましてそしたら笑顔になって。 そうして君が元気で生きてくれているから、僕は嬉しいんだ。 だからね、無理をしないで。 置いてかないでよ。僕のことを。 幸福願望 ささやかな望みでしょう? [HOME] |