神崎





三之助が笑って、それに作兵衛が微笑む。

もやもやする。

二人が嬉しいと僕も嬉しいはずなのに、なぜだかお腹の辺りが気持ち悪いんだ。

数馬に僕は病気なんだろうかと聞いてみたら、数馬は笑ってしまった。


それはね、やきもちって言うんだよ。


数馬はとてもあったかい顔と声で言って、なるほどこの笑顔は僕も嬉しかった。


やきもち。
つまりは嫉妬。

僕は嫉妬しているのか?

誰に?
三之助? 作兵衛?


違う。違う。
だけど、わからない。でも違う。

三之助は大好きだ。作兵衛も同じくらい。僕の大好きな友たちだ。
だから、嫉妬なんて。


わからない、わからないんだ。



追い掛けるのは私だけ


君達は未来を行くのでしょう、手を取り合って。”



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