神崎 三之助が笑って、それに作兵衛が微笑む。 もやもやする。 二人が嬉しいと僕も嬉しいはずなのに、なぜだかお腹の辺りが気持ち悪いんだ。 数馬に僕は病気なんだろうかと聞いてみたら、数馬は笑ってしまった。 それはね、やきもちって言うんだよ。 数馬はとてもあったかい顔と声で言って、なるほどこの笑顔は僕も嬉しかった。 やきもち。 つまりは嫉妬。 僕は嫉妬しているのか? 誰に? 三之助? 作兵衛? 違う。違う。 だけど、わからない。でも違う。 三之助は大好きだ。作兵衛も同じくらい。僕の大好きな友たちだ。 だから、嫉妬なんて。 わからない、わからないんだ。 “追い掛けるのは私だけ 君達は未来を行くのでしょう、手を取り合って。” 2月日記ログ [HOME] |