双忍





水面に映った君の顔を見て、どうせ、私は私でしかないんだと一人嗤った。
どんなに似せようとも、君の心まで真似ることなど出来ないのだ。

水月は背後で囁く。

君のいない私は私には成り得ないのに。
君は私を置いて行くんだね。


水月は背後で囁く
101020メモログ


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