千歳×ユウジ





「ハハ、ユウジはたんぽぽが似合わんたい」

そう言って、千歳は俺の頭に載せていたたんぽぽの花かんむりを外した。その代わりに、別のかんむりが載せられる。

「……うん。ユウジにはシロツメクサの方がよう似合うとるばい」

髪の色によく映える、と千歳は笑う。

それならと、千歳が持っていたかんむりを貸してもらった。
俺より30cm近くデカイ体を曲げるように言って。
いつもより距離が近付いた顔を見て、にんまりと笑う。

「なら、千歳にはたんぽぽがよぉ似合っとるで」

お日様みたいにぽかぽかや、と目を細めると、千歳も、俺と同じように笑った。



キミとボクとで花結び
title:affirmation



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痛い子たち。
120216メモログ


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