白石×ユウジ





(ユウジと白石がカラオケに来たようです)

「深い、深い、闇へひいてやるぅ〜、clash clash clash!」

「……」

「ん〜、エクスタシーッ」

「……なぁ、白石」

「なんや、ユウジ」

「お前、なんちゅー歌歌っとんねん。“俺の毒がお前だけをとらえながら、優しくガンガン壊したがる”とか、キャラ変わっとんぞ」

「そうか? 俺って元々毒キャラやん?」

「いや、そこちゃうわ。しかも毒キャラてなんや。バイブルで温厚なお前らしくない歌やろって言うてんの」

「ああ、そっちか。うーん、まぁ、歌うのは自由やからなぁ。いつもと違う自分というか、隠された本質というかな…」

「隠されとんのかい」

「いや、全然」

「全然て、即答すんな。実際思とるわけちゃうん?」

「おん。まったく」

「まー、そりゃそうやんな。白石やし…」

「なんや、ユウジ。残念そうな顔して。……いじめられたいん? ならご期待に添えよか?」

「いらんわっ!」「ユウジ、顔真っ赤やで」



カラオケシリーズ‐白石編‐


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