金太郎と小春





「小春ー」

「っ、と。あら、金太郎さんやったん。ふふ、飛び付いて来るからユウくんかと思たわ」

「えーっ、ワイあんなヘタレちゃうで!」

「それもそうやな」

「それより小春! なんか食べもん持ってへんか?」

「え? 何も持ってへんわぁ。ごめんな」

「そーなんん? えーっ、小春めっちゃええ匂いするから、絶対なんか持っとる思たんやけど……」

「かんにんなぁ。…んー、ええ匂い、する?」

「おん! 甘くてめっちゃえー匂いやで!!」

「ありがとお。金太郎さんは褒め上手やね」

「ええー? ワイは思たこと言ってるだけやで」

「将来が楽しみやわ〜。ええ男になるで」

「そーなんかー? あ。おーい、ユージィ!」

「ん、なんや金ちゃん、ご機嫌やな」

「おん。今な、ワイ小春にな、将来ええ男になるって言われてん! 羨ましいやろ!」

「なっ…小春に!? な、なんでや小春ーっ!!」

「子供って純粋故に残酷っすね、ユウジ先輩」

「顔笑っとんぞ、財前!」

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