白石→ユウジ→小春





「なあ、白石て高校どこ受けんの」

「ん? 〇高やで」

「は!? お前、なに考えとん。アホちゃうけ」

「アホちゃうで」

「せやったら、なんで×高受けへんねん。あそこやったら小春もおるし、」

「だってユウジと一緒にいたいねん」

「……はぁ?」

「な、ええやろ?」

「なんなん、その笑顔……。ホンマ…ウザいっちゅーねん……」

「えっ、なんで泣くん? ユウジ、どっか痛いんか? 大丈夫か?」

「アホ、そんな慌てな」

(大丈夫やから、そんな優しくすんな)

(そんな笑顔を見せんとって)

(嬉しすぎるやろ…)



まるで月が在るように(白石Ver.)

変わらないものもある。
だから、悲しまないで。


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