小話 | ナノ




五年生 5
2011/11/03 18:33


ゲームセンターにて。


兵「あ!また落ちたー…」

勘「兵助、UFOキャッチャー苦手だよね」

兵「うぅ…あのはんなりが欲しいのに…」

勘「鉢屋は?あいつこういうの得意じゃない?」

兵「向こうではっちゃんとゾンビ撃ってる…」

勘「うーん…俺も得意じゃないからなぁ…」

雷「どうしたの?」

勘「あ、雷蔵。いやそれがさ、兵助が欲しいあのぬいぐるみが取れなくてさ」

雷「はんなり?本当に豆腐好きだね」

兵「うん…」

勘「もう1000円以上つぎ込んでるだけどね…」

雷「あ、そうだ。僕がやってみよっか」

兵「雷蔵が?」

雷「うん。兵助、場所かわって」

兵「う、うん」

兵「(…あれ?雷蔵って迷い癖のせいでゲームとか苦手って言ってたような…)」

勘「(なにか策でもあるのかな)」


お金を入れてスタート


雷「うーん…どこが取りやすいかな。兵助、色はどれがいい?…どれでもいい?えっと、じゃああそこ…いややっぱりここ…いやこっちかな…。…ここでいいや、えい!」

勘&兵「えっ!?」

勘「(散々迷った挙げ句いつもの大雑把さで適当に決めて、)」

兵「(三つもついてきた…だと…!?)」

雷「取れた取れた。はい、兵助」

兵「ありがと雷蔵!」

勘「にしても雷蔵。UFOキャッチャー得意だったの?」

雷「ん?んー…よく分かんないけど昔から取れるんだよ。三郎に、雷蔵は常にUFOキャッチャーの女神に微笑まれてるって言われたけど」

勘「(…どちらかと言うと、そんなに迷うならいっそ全部あげるよと言われてる気がする…)」

兵「(はんなり可愛い…)」







妙にUFOキャッチャーが上手い雷蔵


※おまけの二人↓
三「よし!ボス倒した!雷蔵見てた……って雷蔵は?」
八「あ?さっき暇だから兵助達の所行くって言ってただろ?それより応戦しろ!ここゾンビ大群でくんだぞ!」
三「なんだってぇ!何でそれ言わなかったんだよ!」
八「ボスに集中してから悪いと思って言わなかったんだよ!」
三「言わない方のがもっと悪い!雷蔵ぉ!」
八「まったく、この雷蔵中毒!略して雷廚!じゃなくて撃てって!」
三「んだと!雷蔵はライチュウよりも可愛いんだよ!このポケモン廚!」
八「ポケモンを馬鹿にすんな!じゃなくてそれより早く撃てぇぇ!」

ワンコインでどこまで行けるか挑戦中でした。



ゲームは、
三→オールマイティーに何でも。プレイスタイルが綺麗
八→生き物を扱う系(ポケモンとか)が得意。ゲーセンでは何かを撃つ奴が上手い
勘→落ちゲー(ぷよぷよとか)得意。ゲーセンではスロットとか得意
兵→キー操作に無駄が無いためアクションとか格ゲーが得意。ゲーセンでも同様
雷→迷い癖でゲームは余り得意でないが、ノベル系なら結構得意。UFOキャッチャーは妙に上手い

というイメージです。
今回が一番楽しかったかも(笑)