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海だー!




霖さんからの頂き物。
※名前は咲本ひなたで固定。





やって来ました!海に!

私たちがここにいるのは数日前のある日ーー




「ねぇねぇ先輩!!次の休み皆でどっか遊びに行きましょうよ!!」

「そうだね。たまには息抜きも必要だしね」


「じゃあどこに行くか早速決めようぜぃ!ひなたはどっか行きたいところあるか?」

『えっ私ですか!?そうですねー海とかどうですか?』


「うむ。今なら人も少ないかもしれないな」

「そうだな。人が少ない確率60.8%ぐらいか」


「じゃあ海に行こうか。仁王、柳生、ジャッカルもそれでいいよね?」

「いろいろ楽しみじゃのぅ」

「はい、勿論です」

「いいぜ!」



という訳です。なのでもう一度、、







海にやって来ましたー!






「フフッ咲本さんすごく嬉しそうだね。そんなに海好き?」

『はい!大好きです!!』

「フッなら来れて良かったな。それとこれを上に羽織っておけ」

『ありがとうございます』


何でパーカーを貸してくれたんだろ?日焼け防止のためかな?まあいいっか。わざわざパーカーかけてくれたんだもん。素直に着とこう。



「ああー!おいひなたなんでビキニじゃないんだよ!!しかもパーカーまで着て!」


「そーだぜぃ!海に来てるのに!って言ってたぜぃジャッカルが」

「言ってねーよ!!」


「咲本さんは女性ですから日焼けしてはいけないんですよ」

「……やっぱり一緒に選びにいけば良かったナリ」


「ん?何か言った?仁王」

「いや、何でもないぜよ」


何か皆楽しそう。
よーし!私も今日は遊び倒そうっと!!



「あの柳先輩、最初何しますか?」

「そうだな。ビーチバレーでもするか。
チーム戦で。どうだ?精市」


「そうだね。咲本さんは誰とペアがいい??」


『えっと……選べないです……』



だって怖いもん……


「そっか。じゃあ皆集まって。今からくじ引きでビーチバレーのペア決めするよ」

「うむ」

「はい」

「プリ」

「おう」

「「よっしゃ!!」」


「じゃあ柳よろしく」


「ああ。わかった。一人ずつ引いてくれ。同じ番号の人とペアだ。それと人数の関係で5を引いたものは悪いが審判をしてもらう」





くじ引きの結果は、、
1切原赤也、丸井ブン太
2柳蓮二、咲本ひなた
3真田弦一郎、ジャッカル桑原
4幸村精市、仁王雅治
5柳生比呂士


「よっしゃ!!勝つぜぃ!」

「ハイッス!先輩!」


「咲本やるからには勝つぞ」

『はい。お母さん!!』


「ジャッカルよろしく頼む」

「おぅ!こっちこそ」


「フフッ仁王よろしくね」

「まかせんしゃい」


「では。一回戦の切原丸井ペアと柳咲本ペアはサーブ権を決めて下さい」


「サーブはハンデでひなたにやるぜぃ」

『えっいいんですか?』


「いいぜぃ!なあ赤也」

「勿論ッス!」



「咲本、有り難く貰っておけ」

『はい!ありがとうございます!』



「第一回戦始め」

『じ、じゃ行きます!えい!!』


「よっしゃ!赤也!」

「ハイっ!丸井先輩、最後お願いしますっ!」



『せっ先輩!し、勝負です!』

「ひなた!」

「「そんな弱腰じゃおれのアタックはとれないぜぃ!」と丸井は言う。フッ計算通りだな」


解説します。
私が言った言葉はサーブを打つ前に柳がブン太がアタックするだろうから合図を出したら叫べと言われていたのです。


「くっそー!!柳ブロックするなよ!!」

「フッするに決まっているだろう」


『こ、怖かった……柳先輩やっぱりさっきみたいな作戦は怖いです……』

「そうか。悪かった」

柳がひなたの頭をポンっと撫でた。



「1‐0 再び咲本さんがサーブです」

『はい。それ!』


という感じに何だかんだで10‐8勝てました!!
柳の作戦……もといデータは恐ろしく正確な事が改めてわかりました。本当に何でそんなに分かるのだろうか……



それはさておき、、


「クソッ!!負けたぜぃ」

「悔しいッス!!」


『やった!勝てた!』

「咲本浮かれすぎるなよ。まだ試合残っているからな」

『はい、お母さん!』



「では今からジャッカル真田ペア対幸村仁王ペアの試合を始めます」




真田からのサーブで始まった試合は初めは極めて真面目な試合運びで3-3と接戦だったのだが……


「じゃあそろそろ本番と行こうか?」

「ああ、そうだね」


「え!!幸村が二人?!」


「なっ!!そんな手を使うとはたるんどる!!」


「フフッこれも1つの作戦だよ。俺たちに死角はない」

「ああ、勿論だよ。真田もジャッカルもやる前から諦めるなんてらしくないね」



この後、真田もジャッカルも五感を奪われて試合にはならず惨敗……





「では決勝戦を始めます」

『あの……既に怖いんですけどどうしたらいいですか?』

「咲本それはどうしょうもないから試合だけに集中しろ」

『……はい』


「どうかした??咲本さん」

『いえ……何でもないです』

「そう?じゃあサーブそちらからどうぞ」

『あ、ありがとうございます』

「よっしゃ!この試合も絶対勝つぜぃ!!」

「今度は丸井でくるのか。厄介だな」


結果はデュースまでもつれ込んだが、やっぱり負けてしまった……


優勝 幸村精市&仁王雅治



さすが魔王様。目の前に立たれたらすごい迫力だったよ……
仁王も……だめだ。途中からどっちも魔王様だっから分からない……
けど楽しかった!!
一応お母さんのお陰で決勝までは残れたし。



「咲本楽しかったか?」

「はい!とても楽しかったです!!」

「フッなら次こそは勝たなくてわな」


と言って頭をポンっと撫でた。


「フフッさて、次のゲームに行こうか」


この後チーム替えをしながら何回かゲームをしてすごく楽しかった!!
けど結局一度も優勝はできなかったなぁ……
少し残念だな。

その後皆で海の家でかき氷を食べて海に入って遊んだ。

「コラー赤也!!何だその府抜けた泳ぎは!!たるんどるぞ!!」

「す、すみません!!」

「弦一郎今は遊びだからいいんじゃないか?」

「そうじゃぞ。真田はもう少し気楽に楽しんだらどうじゃ?」

「全く。たるんどる」

「フフッまぁまぁ楽しかったらそれでいいんじゃない?ねぇ咲本さん」

『はい!』



日が落ちて暗くなって来た頃、皆普段着に着替えて砂浜にいた。

理由は勿論1つしかないよね!!


『花火なんてすごく久しぶりです!!』

「そうなのか?」

『はい!やっぱり綺麗ですねー』


「コラ!咲本花火を振り回すな!!」

『ひっ!すみません!!ってあれ?』


真田は今ブン太と赤也に説教してる……
あれ、じゃあ今のは??ま、まさか……


「咲本……今のは仁王だ」

「プリ」

や、やられた……けどおどけた顔が可愛いから許す。



「「ひなたーこっちで一緒に線香花火で勝負しようぜー/ぜぃ」」

『はい!負けませんよ』

「「望むところだ!!」」





今日一日本当に楽しかったなあ。
またこのメンバーで海に来たり別の場所に行って遊びたい!!
よーし!これからもマネの仕事頑張ろう!!

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