だってまだ昼だ
Aomine × Akashi
「もうなにも考えたくないなぁ」
青峰は背に受けた温もりと重さにほんの少し意識を写し、すぐに目の前のテレビへと意識を戻した。しかしゴリゴリと肩甲骨をいじられて、相手をしなければならないパターンの拗ね方をしているのだと分かり、重心を少し赤司へと傾ける。頭蓋がぶつかり合う音がした。
「んなこと言ったってよォ……オマエからその頭の良さ取ったら何残んだよ」
「はは、面白いことを言うなあお前は。身体能力は平均より上だよ?」
「でもオレ程ではないだろ」
「ふむ。割と容姿は整ってる方だと周囲の反応から自負しているが」
「顔なら黄瀬が上だろ。お前よりテツのがかわいー顔してんよ」
「ほう、お前が二人のことをそう思っていたとは初耳だ」
「……」
「……」
二人の重さでソファが沈む。
「何も考えたくないんだ」
「誘うならもっとそれらしく誘えよ」
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