「…帰る!」



…さすがに俺にだって常識はある。
このままここにいて親友?の蜜夜を邪魔する趣味はない。

帰って寝てやる。


一日寝てやる。そしたらすべてが元通り。ハッピーエンド!
それでいいじゃないか!

はは、ははは、ははははh…







「ちょっと、待ちなよ」

「へっ、ちょ、ま…」


いきなり伸びてきた腕。

それに捕まったと思ったら、次に来る引力。


当然のごとく、俺はそれに引き寄せられた。



……って、なんでやねん!!



「痛いだろ!なにすんだ!バカエデ!」

「だから、誰に向かって言ってるの?」

「お前だ!ばか!」

「ふーん…」



す、すごんだって怖くない。怖くないぞ!

怖く…







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